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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
Monthlyダイジェスト1
JR九州「博多駅空中都市プロジェクト」中止 JR九州(福岡市)は、博多駅(同市博多区)南側の在来線の線路上空を活用して複合ビルを建設する「博多駅空中都市プロジェクト」=写真はイメージ=を中止すると発表した。当初435億円と見込んでいた建設費が2倍近くに膨らむことが判明し、採算が取れないと判断した 空中都市は2028年末の完成を目指し、19年にプロジェクトチームを発足。計画では、複合ビルは地上12階、地下1階建…
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【JR九大学研都市駅周辺(福岡市西区)】区画整理事業で変貌した田園地帯/九大伊都キャンパス移転が市西部の拠点開発を後押し
福岡市西部で急速に発展しているのが、JR九大学研都市駅周辺。九州大伊都キャンパスの移転が進むにつれて人口を増やし続け、今や人気の居住エリアとなっている。JR筑肥線で天神、博多駅、福岡空港と直通し、人気スポットの糸島にも近い利便性の良さで、今後も発展していく可能性が大いにあり得る。 転機はJR九州のマンション 児童増加で小学校が2校開校 JR九大学研都市駅は2005年の開業で、今年20周年を迎えた。JR筑肥線の…
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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈ざびえる本舗〉新商品開発と販路拡大強化 若年層にざびえる魅力発信
大分土産の定番「南蛮菓ざびえる」を製造・販売するざびえる本舗(大分市)が、新たな挑戦を加速させ、新商品の開発に加え、販路の拡大にも力を注いでいる。昨年3月には、6年ぶりの新作「南蛮菓Bungo」を開発。ラム酒漬けのレーズンを白あんに練り込み、チョコレート生地で包んだぜいたくな逸品である。チョコレート菓子は同社初の試みで、和と洋が融合した新しい味わいは、地元客はもちろん観光客からも人気を集めている。 …
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年11月号
宿泊税【九州・沖縄】相次ぐ宿泊税の導入に各自治体が熱視線/安定した税収の確保と求められる「制度運用の透明性」
インバウンド(訪日外国人)が過去最高を更新することも予想されるなか、受け入れにかかる経費も増大している。このような状況に、都市部や観光地では安定した税収が期待できる宿泊税に注目が集まっている。一方、新たな導入に関しては関係者の理解に加え、徴収した税の使途について、幅広い周知が一層求められることになる。 独自の地方財源として定着 九州は1県3市で導入進む 観光振興の財源確保を目的に、ホテルや旅館の…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
DATAでみる九州「宿泊稼働指数」
今年8月の全国宿泊稼働指数3カ月ぶり前年プラス 九州は4カ月連続マイナスも沖縄は入域客増で堅調 九州経済調査協会は、今年8月の宿泊稼働指数に関する調査結果を発表した。全国の宿泊稼働指数は58・1(前月47・9)となり、 2カ月連続で前月差がプラスとなった(図1参照)。前年差はプラス2・2ポイントで、3カ月ぶりに前年を上回った。他方、コロナ禍前の同月比では19年を下回った。 同調査結果を12の地域ブロック別にみると、 …
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【JR熊本駅周辺(熊本市西区)】拠点性高まり副都心として存在感/タワマンなど建設ラッシュ背景に周辺人口は約1・7倍
2011年の九州新幹線全線開業を機にJR熊本駅周辺ではタワマンをはじめオフィスビルの建設が相次ぎ、21年の「アミュプラザくまもと」開業などで駅周辺の雇用者数は約4500人と拠点性が向上した。また、定住人口は新幹線開業から約1.7倍増加し、ホテルの建設計画も浮上するなど「副都心」として存在感を高めている。 長年市の中心は熊本城の周辺 高架化効果は約1000億円 JR熊本駅は1891年に当時の九州鉄道熊本機関庫として設置…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
ゴルフ知恵袋「スペアパターを持ち歩こう」
ツアーの中継解説のために試合会場のコースを訪れると、強い選手ほどショットよりもパッティングの練習に明け暮れている姿を目にします。それはツアー選手でも100が切れないアベレージゴルファーでも、それぞれのレベルに関係なくパッティングがスコアの約40%を占めているという統計データがあるので、その出来不出来によってスコアが大きく左右されるということをツアー選手ほど身に染みて感じているからなのです。 しかも…
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【酒類】魅力ある成長市場取り組みは継続/国・地域別の輸出シェアは米国と中国が双璧
清酒や焼酎などを「國酒」として海外に売り込む国家戦略プロジェクトが2012年に始まって以降、国産酒類の輸出は大きく伸び、21年には初めて1000億円を突破した。九州でも輸出先の開拓に取り組むメーカーは少なくない。なかでも米国は魅力的な市場であり、各社は相互関税の影響に神経をとがらせている。 適用延期中に米国へ出荷 影響は「まだ分からない」 本格米焼酎の「繊月」や「川辺」で知られる繊月酒造(熊本県人吉市)…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年11月号
Focus Okinawa【基準地価】ジャングリアのお膝元で地殻変動/全県的な地価上昇傾向の中でも「際立つ」本島北部
沖縄県が9月に発表した県地価(基準地価)で、大きな変化があった。住宅地価の上昇率トップ5に本島北部にある3村が入ったことだ。最大の要因が、7月に大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」(今帰仁(なきじん)村)が開業したことにあるのは間違いない。地価上昇によって、これまでにはなかったさまざまな現象が生じている。 住宅地の地価上昇率上位 本島北部の自治体が入る 沖縄県が9月に発表した7月1日時点の県地価(基…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
九州の志士「正義を知る理想の司直官『三好退蔵』」
三好退蔵は、日向国高鍋藩出身で、藩校明倫堂や江戸で安井息軒の三計塾や慶應義塾で学んだ。明治政府では、大蔵省や司法省の官僚、初代検事総長、大審院院長など司直官を歴任している。晩年は感化院の設置など社会事業に貢献し「高鍋の先哲」の一人に数えられる。 秀才として名を馳せる 三好退蔵は、1845(弘化2)年、日向国児湯郡高鍋村筏(いかだ)(現在の宮崎県高鍋町)の田村家、田村極人質勝の三男として生まれた。長…