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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年05月号
Radar
自治体が初めて「idEV」を採用/新出光 新出光(福岡市)は3月1日、同社のEVカーシェアリングシステム「idEV」が佐賀県伊万里市のEVカーシェアリング促進事業に採用されたことを発表した。自治体で同システムが採用されたのは初めて。同時に同社は市と包括連携協定も締結し、EVカーステーションをJR伊万里駅前に設置した。 「idEV」は入会から利用までをスマートフォンで完結できるEVのカーシェアリングサービス。平日昼間…
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本誌記事 春夏秋冬
2025年05月号
雌伏の時を経てこそ人は輝く
北方謙三さんは出来上がったばかりの自著新刊が出版社から届くと、いつも一番に「久美子 謙三」と献辞をしたため、妻の久美子さんに贈る。下積み時代、著書が売れずに収入が少なく、厳しい生活に耐えてもらったことへの感謝なのだ。 佐賀県唐津市生まれの北方さんは、中央大学法学部に在学中、同人誌に発表した純文学が注目を集め作家の道へ。だがいくら書いても採用されない日々が10年続いた。そして作家としての生き残りを…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年05月号
寸談余話(1)琉球海運・比嘉茂社長/エフエム福岡・中靏英喜社長/中小企業基盤整備機構・藤間輝雄中小機構九州本部人材支援部長
人生の指針は沖縄高校野球を全国区にした名監督の言葉 琉球海運(那覇市)の比嘉茂社長は「人生の岐路に立たされた場面での判断基準は、高校1年で出会った恩師の名言『大胆細心』だった」と振り返る。その理由は「多感な青春時代に埋め込まれたから」だという。 比嘉社長は、沖縄の高校野球を全国的に有名にし、のちに名監督と称された栽弘義氏(故人)が監督を務めていた豊見城(とみしろ)高校の野球部に入部。「100人いた…
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本誌記事 エリアリポート
2025年05月号
【熊本】シティーホテル関連の動き活性化/県総合庁舎跡地に「外資系高級ホテル誘致」の動きも
人口70万人を超える県都・熊本市の中心部の公有地に外資系高級ホテルを含めた複合施設の誘致の検討が進んでいる。この取り組みが実現すれば、県内初となる。県内を訪問するインバウンドは急回復しているが観光消費単価は低いこともあり、一方では市内4つのシティーホテルでも宿泊単価アップにつながるサービス向上などに取り組んでいる。 2030年めどに開業 現市役所跡地も候補に 熊本県によると、熊本地震で被災し、解体さ…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2025年05月号
【トップインタビュー(特別編)知を育む力】弘学館 小栁 孝 校長
時代の変化に合わせながら生徒に愚直に向き合う教育を 松尾学園が運営する弘学館中学校・高等学校(佐賀市)の新校長に同校出身で、民間企業出身の小栁(こやなぎ)孝氏が就任した。自身の豊富なビジネス経験を教育という分野で生かしていく考えだ。 弘学館 小栁 孝 校長 佐賀県福富町(現白石町)出身。1990年弘学館高等学校卒業。東京大法学部を卒業し、電通入社。海外勤務などを経験後、22年に弘学館の法人本部統括兼副校…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年05月号
KAIL/ちいき未来研究所理事長 西村健一氏(5期)/日立製作所 九州支社 篠田 由地氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋琢磨(せっさたくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へきじゅ…
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本誌記事 エリアリポート
2025年05月号
【北九州】学研都市発展にG-CITY戦略/台湾の大手半導体メーカー「ASE」の進出を想定し展開
北九州市は、若松区の北九州学術研究都市でグローバルやグリーンを踏まえた新戦略「G-CITY戦略」を推進していく。この数年で学研都市周辺には、米企業のデータセンターやロボット・AI(人工知能)の研究拠点、蓄電池開発・製造拠点など先端企業の進出が決定している。特に、新戦略では、企業誘致を進めている台湾の半導体メーカー日月光投資控股(ASE)の進出を念頭に置いている。 産学官の知の一大拠点 住宅供給も同時に行う …
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本誌記事 特集・High Grade Mansion
2025年05月号
【日鉄興和不動産/リビオシリーズ】九州支店を福岡市に昨年移転。さらなる事業拡充を図る ハイクオリティーを追求した「リビオ西新二丁目」来年完成
源流は北九州市八幡地区の街づくり オフィスビルや住宅、ホテル、物流施設などを幅広く手掛けるデベロッパー・日鉄興和不動産(東京)。その源流は、北九州市で官営の八幡製鉄所が操業を開始した1901年にまでさかのぼる。何千人という働き手が市の八幡東田地区に集中し、住環境や娯楽・文化施設の大規模な整備が必要となった。その街づくりから同社の歴史は始まった。1994年には八幡製鉄所の跡地約120ヘクタールに医療施設や商…
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本誌記事 特集・High Grade Mansion
2025年05月号
【九電不動産/グランドオークシリーズ】高品質で永住仕様の「オール電化マンション」を供給 ハイグレード志向のブランド展開も積極的に推進
「カーボンニュートラル」社会の実現めざす 1963年の創業から62年となる九電不動産(福岡市)。九電グループの総合不動産会社としての豊富な経験を糧に、次世代オール電化分譲マンションの自社ブランド「グランドオーク」シリーズを福岡都市圏を中心に九州エリアで次々と開発に着手している。昨年8月に同シリーズでは初となる「ZEH-M Oriented」を取得した「グランドオーク別府 碧のテラス(福岡市城南区)」、10月にはTSUTAY…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年05月号
寸談余話(5)九州電化・吉村浩司社長/KEIAIグループ・益田康弘代表/みらいコンサルティング福岡支社・下阪安勝支社長
要望に応じためっき加工に強み 半導体向けの技術向上目指す めっき加工による金属の表面処理事業を展開している九州電化(福岡市)は、今年5月で創業65周年を迎える。 同社は微小な加工から大型製品の加工までさまざまな要望に応じられるのが強み。その技術は、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の内装品加工や小型SAR衛星「イザナギ」のアルミニウム部分、東京メトロ銀座線の内装品などで生かされ、数多くの受賞歴がある…