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財九NEWS 福岡市 北九州市 企業 西日本鉄道
2025年04月22日
「西鉄観光バス」吸収合併へ
西日本鉄道(福岡市)は4月17日、貸し切りバス事業を手掛ける完全子会社の西鉄観光バス(同市)を来年4月1日に吸収合併すると発表した。西鉄観光バスの社名はなくなり、事業は西鉄グループが引き継ぐ。西鉄はバス事業の再編を進めており、運営や採用の一本化で運転手不足の解消につなげる。 西鉄観光バスは1959年に創業。大型バスなど計69台を保有し、福岡市や北九州市を拠点に事業を展開。2024年3月期の売上高は15億400万円…
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財九NEWS 沖縄 企業 沖縄電力など
2025年04月22日
フィルム型太陽電池の実証実験
沖縄電力(沖縄県浦添市)など4社は4月16日、次世代太陽電池として注目されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を宮古島市で始めたと発表した。同太陽電池は薄くて柔軟性があり、軽いのが特徴。従来のシリコン型太陽電池では難しかった場所にも設置できるため、今後の普及が期待されている。 沖電のほか、積水化学工業(大阪市)、積水ソーラーフィルム(同市)、ユニチカ(同市)が参加。積水化学製のフィルム型ペ…
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財九NEWS 福岡市 企業 堀江氏顧問の「こむぎの」
2025年04月21日
うどん店運営「うちだ屋」買収
実業家の堀江貴文氏が顧問を務める飲食店プロデュース会社「こむぎの」(東京)は4月18日、九州でうどん店など運営する「うちだ屋」(福岡市)を買収したと発表した。3月31日付で全株式を取得した。買収額は非公表。全国に店舗網を拡大し、5年後に現在の約2倍となる80店体制を目指す。 うちだ屋は1977年創業。福岡県を中心に42店舗を展開しており、ピーク時の店舗数は120店舗に上ったという。創業者の内田勝行社長は代表権の…
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財九NEWS データ 九州経済圏「2024年度の貿易概況」
2025年04月21日
米国向け「輸出額」1兆7094億円
門司税関は4月17日、九州経済圏(九州・山口・沖縄)の2024年度の貿易概況を発表した。輸出総額は、前年度比6.0%増の12兆7123億円で過去最高を更新した。主力の「自動車」は8.3%増の3兆6606億円、集積回路(IC)を含む半導体等電子部品は10.4%増の1兆7027億円、半導体等製造装置は19.1%増の9798億円で、いずれも過去最高だった。 国・地域別では、米国は7.7%増の1兆7094億円で過去最高となった。品目別では、自動車が15.…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年05月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(36)】AIを導入して古文書解読効率化/膨大な「諫早日記」の崩し字の解読でスピードアップ図る
古文書は全国各地に残されているが、専門家でも解読が困難な難易度の高い「崩し字」で書かれているため、ほとんどの現代人は読むことが難しい。そこで、あらかじめ数百万字をAI(人工知能)に登録することで、崩し字の画像から似ている文字を推定し、現代の文字に直すことで、解読作業をスピードアップする取り組みが進んでいる。 約200年間を記した日記 現在35%の解読作業が進む 長崎県の諫早市立図書館は2024年度から、A…
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本誌記事 エリアリポート
2025年05月号
【宮崎】新拠点から公民連携で企業を支援/スタートアップが地場企業へ事業アイデア「売り込み」も
スタートアップの支援や地場企業の課題解決などを目的とする官民連携の組織「宮崎オープンシティ推進協議会」(通称MOC)が設立されて、今年の4月で2年目に入った。今年度からは、中心市街地で再整備されたばかりのNTT広島ビル(NTT西日本宮崎支店敷地、宮崎市)に拠点を移し、さらなる取り組みの拡充を図る。業界に関係なく、新たなビジネスに挑戦できる土壌づくりを目指す。 公民連携の新たな組織 共立電機が理事長に MOC…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【NAGASAKI/長崎スタジアムシティ】民設民営で前代未聞の投資に驚愕(きょうがく)/通販大手・ジャパネット社運賭けた「一大プロジェクト」
「100年に1度」といわれる大型再開発に沸いた長崎市中心部で、異例の規模感で出現したのがジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が手掛けた「長崎スタジアムシティ」。総工費約1000億円を投じた民設民営の複合施設は、新たな集客核としての可能性を示しつつ、周辺との距離感をどう埋めていくかが問われている。 開業3カ月で約140万人 新たな集客施設として期待 昨年10月、長崎市中心部に複合施設「長崎スタジアム…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【FUKUOKA/天神ビッグバン・博多コネクティッド】旧ビル再開発を規制緩和で後押し/素地となった「天神明治通り街づくり協議会」の設立
福岡都心では、規制緩和で民間投資を後押しする「天神ビッグバン」と「博多コネクティッド」が進んでいる。4月には天神地区に、象徴的な大型複合ビル「ONE FUKUOKA BLD.」(ワンビル)が開業した。古かったビル群の建て替えで床面積拡大や高機能化が加速度的に進み、市の財政や企業誘致への波及効果が出ている。 象徴的な「ワンビル」4月開業 旧「福ビル」など3棟を再開発 九州一の繁華街・天神のど真ん中に、再開発プロジ…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【KUMAMOTO/10分・20分構想】渋滞解消に向け高規格道路計画も/「城下町区画の活用」などが車社会に与える影響大きく
三大都市圏を除く政令指定都市でワーストといわれる熊本都市圏の交通渋滞には、城下町由来の区画や公共交通機関の利用率の低さが要因として上げられる。そこで、県と熊本市は高速道路や空港まで定時制・速達性を確立する道路ネットワークの構築を目指す「10分・20分構想」を掲げ、積年の課題解決に向けて取り組んでいる。 県内約200の主要渋滞箇所 経済損失は県予算の約3割も 「10分・20分構想」とは、県と熊本市が2021年3年6…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年05月号
【INSIDE OUT〈北九州〉】建築費高騰で旦過再建に暗雲漂う/事業推進役となる「キーマン不在」で市と経済界、市場三すくみ
今年3月、北九州市の旦過(たんが)市場で、再開発の目玉の一つである4階建ての商業施設の建設がスタートしたが、地元経済界を中心にその先行きを不安視する声が高まっている。建築費高騰の影響で、旦過市場の継続的な運営に疑問符がつくなか、市、経済界、市場が三すくみとなり、再建への現状はキーマン不在の状態となっている。 A地区商業施設建設始まる 北九大新学部進出で弾みも 旦過市場は「北九州市民の台所」として…