「大分市—空港」7月26日就航
2025年06月27日
大分第一ホーバードライブ

水陸両用船のホーバークラフトを運航する大分第一ホーバードライブ(大分市)は6月26日、大分市と大分空港(大分県国東市)を結ぶ定期便の運航を7月26日に始めると発表した。当初は2023年度中の就航を目指していたが、訓練中の事故などで延期されていた。同ルートは09年の運航終了以来、16年ぶりの復活となる。
定期便は、大分空港と大分市の市街地に近い西大分発着場間を運航。陸路では約1時間かかるが、ホーバーは約30分で運航する。当面は1日4往復8便(土日祝日は9便)で、運航時刻は平日が午前6時55分〜午後2時55分、土日祝日が午前6時55分〜午後5時30分。運賃は大人(中学生以上)2500円(オンライン決済2000円)、3歳〜小学生1250円(同1000円)。
空港ルートは空港開港の1971年から定期運航していたが、利用低迷で09年に運休。20年に大分県が「上下分離方式」による復活を表明し、県は第一交通産業(北九州市)と協定を結んだ。総事業費は約117億円。空港ルートに先行し、昨年11月から別府湾を周遊する土日祝日の不定期便の運航を始めていた。