財界九州ONLINE本誌記事、財九NEWS、本誌関連イベント等を対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 特集・Food Island
2025年06月号
【REPORT】受け継がれる職人の技/木樽(だる)で醸すこだわりの醤油(しょうゆ)
老舗調味料メーカー・フンドーキン醬油(大分県臼杵市)が手がける「吉野杉樽天然醸造醤油」は、素材・製法・熟成環境のすべてにこだわり抜いた逸品だ。原料には、厳選された国産丸大豆、国産小麦、そして天日塩のみを使用。人工的な温度管理は行わず、1年以上の歳月をかけてゆっくりと発酵・熟成が進められる。 仕込みに使われるのは、奈良・吉野の杉で作られた木樽。杉の持つ調湿作用と微生物環境が、発酵を後押しする。木…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年06月号
Radar
「木挽(こびき)Blue」のハイボール缶を発売/雲海酒造 雲海酒造(宮崎市)が本格いも焼酎「木挽Blue(ブルー)」のRTD(アルコール缶飲料)を4月から販売している。「木挽Blueハイボール350ミリ缶」と「木挽Blueハイボール へべす350ミリ缶」の2種類で、前者は九州・沖縄限定、後者は宮崎県限定で購入可能。へべす缶には、宮崎県産のへべす(香酸かんきつ類)が使われている。同社にとって初めてのRTDで、若い世代にも気軽に…
-
本誌記事 テーマリポート
2025年06月号
【半導体】シリコンアイランドが再び脚光へ/「アジア台頭」でいったんは国内メーカーが衰退たどる
1980年代前半に「シリコンアイランド」と呼ばれた九州は、業界の構造変化などで存在感を低下させていた。しかし、2021年に世界最大のファンドリー(半導体チップ製造工場)である台湾のTSMC(台湾積体電路製造)が熊本県に立地することが明らかになり、「新生シリコンアイランド九州」に向けた投資が活発化している。 豊富な水と労働力を求めて 60年代から半導体企業集積 2000年ごろの九州の半導体業界を伝える前になぜ九州…
-
本誌記事 テーマリポート
2025年06月号
【メディア(新聞)】事業再構築でもがく全国紙・地方紙/部数減に歯止めかからず「デジタル戦略」も道半ば
メディアの代表格である新聞社やテレビ局にとって、四半世紀でこれほどの状況に陥るとは想像しなかったに違いない。特に新聞各紙は、部数などの落ち込みには加速度がついている。インターネットとスマートフォンの普及が両メディアを揺さぶっているが、起死回生となるビジネスモデルはいまだ示されていない。 四半世紀で2600万部減 夕刊廃止に続き配送休止も 新聞の凋落(ちょうらく)が止まらない。日本新聞協会調べによる…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年06月号
食楽園「男たちのラーメン(30)山里亮太さん/鹿児島の〔山里ラーメン〕は親族の店」
赤い眼鏡がトレードマークの山ちゃんこと山里亮太さん。しずちゃんと漫才コンビ「南海キャンディーズ」を組んで茶の間に笑いを振りまき、司会者、声優、ナレーター、ラジオパーソナリティとしても大活躍。 生まれは千葉市だが、ルーツは鹿児島県日吉町吉利(現在の日置市日吉町)。山里家は鎌倉時代から「山里」と呼ばれる地域の豪農で集落の名家。しかし明治期、借金の保証倒れで財産の多くを失った。だから父の正弘さんは「…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年06月号
Monthlyダイジェスト
JR九州 鳥栖の「産業団地」開発事業に参画 JR九州(福岡市)は、佐賀県鳥栖市の新産業団地「サザン鳥栖クロスパーク」=写真はイメージ=の開発事業に参画したと発表した。官民連携プロジェクトとして、昨年6月に開発事業者に選定された東急不動産(東京)、日本国土開発(同)、丸紅(同)の3社で構成するコンソーシアムに加わった。地場企業として、これまで培ったノウハウなどを活用し、同事業のまちづくりに貢献したいとし…
-
本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2025年06月号
探検隊は見た!(上)/くまもとモンが天神を“ジャック” 九州関連では珍しい大規模物産展
〔博多大丸「九州探検隊」に見る商都・天神と九州との連携と発展〕 博多大丸は2018年大丸福岡天神店の社員で「九州探検隊」を結成。九州・沖縄116市と連携し特産品の販促などに取り組む。 商都・天神で昨年10月、珍しい光景が見られた。メインストリートの渡辺通と国体道路が交差する南天神に立地する大丸福岡天神店の渡辺通側正面に、熊本県のゆるキャラ「くまモン」の特大イラストが目を引く「くまもとモン×福岡天神」の懸垂…
-
本誌記事 特集・物流ビジネス
2025年06月号
荷主と協力し物流効率化/「2024年問題」道半ばも法改正などで後押しへ
昨年4月から時間外労働の上限規制により物流の停滞が懸念される「2024年問題」への対応が注視されていたが、ここまでのところ混乱は起きなかった。だが、依然として物流危機はくすぶっており、政府は運送事業者に加え、荷主への規制を強化するなどして、物流改革を加速させている。 24年は「物流停滞なし」 30年度までに集中改革 トラック運転手の時間外労働の上限規制が適用されて今年4月で1年が経過した。当初は物流の停…
-
本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2025年06月号
ZOOM UP 九州をサポート!【東洋環境分析センター】PFAS問題で水質検査体制を強化
有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」の一部の有害物質が全国の専用水道で検出され、水質不安が広がっている。検査機関の東洋環境分析センター(鹿児島市)は水質検査体制を強化。九州各地の自治体や企業からの検査要請に応じている。 各地で暫定目標値を上回る値を検出 1万種類以上あるとされる「PFAS」のうち、環境中での残留性の高い有害物質として指摘されているのは、「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年06月号
あの日あの頃/ニシケン 田中 誠一 社長
「マネジメントの深さ」アメフトで学ぶ 九州大学に通っていた学生時代、私はアメリカンフットボール部に所属し、3年時には主将兼クオーターバックとして60人の部員を率いた。もともと高い目標に向かっていくことが好きなタイプで、主将就任時も最初から「九州リーグ連覇、平和台ボウル(九州代表対中四国代表)連覇、地区対抗戦(九州・中四国代表対東北・北海道代表)勝利」を目標に掲げた。部員を鼓舞し、日々、厳しい練習に…