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本誌記事 特集・沖縄観光
2025年04月号
KEYPERSON/中村 聡 那覇セントラルホテル社長
Q)“三方よし”を実現する観光目的税とは 観光振興財源として 理解を深める努力を 沖縄県は、観光目的税の導入に必要な関連条例案の2月定例会への提出を見送った。域外からの観光客だけでなく県民も一律に課税対象とする案に対して、離島自治体から免除を求める声が多いことに配慮した判断だと聞いている。県は、予定する2026年度中の導入は可能と主張するが今後、どのように関係者の理解を深めていくのか注目したい。実現に向…
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本誌記事 エリアリポート
2025年04月号
【長崎】順調なMICE誘致の強みと課題/売りはアクセスの良さと「長崎らしいストーリー」
2021年11月にJR長崎駅近くに「出島メッセ長崎」が開業して以来、長崎市は堅調にMICEの開催件数を伸ばしている。国内のイベントだけでなく、大規模な国際学会も開催され、海外からの参加者も増えている。また、昨年10月に「長崎スタジアムシティ」が開業したことで、開催会場も多様になっている。課題は経済効果をどのようにまちなかに波及していくかだ。 目標上回る開催件数 日本初の国際会議も 今年1月28日から30日までの3…
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本誌記事 テーマリポート
2025年04月号
【大分】地震や水害を想定し都市機能強化/「DX活用」で期待される災害リスクへの軽減化
大分県や各自治体は、毎年各地で繰り返し発生する自然災害に対応するため、過去の経験を教訓にハード・ソフトの両面から防災対策の取り組みを加速させている。一方で、対策実施には巨額の整備費用を要するため、関係する地域住民の十分な理解が必要であるなど課題も浮き彫りとなっている。 南海トラフ発生確率が80%に 佐伯に県内唯一の津波タワー 大分県も巨大地震や津波、豪雨など、さまざまな自然災害のリスクを抱えてい…
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本誌記事 テーマリポート
2025年04月号
【佐賀】トップ会議開催で平時から連携も/3年で2度の豪雨災害受けて「副知事トップ」の組織結成
2019年と21年に発生した豪雨災害をきっかけに県は「守る・ためる・流す」を三本柱とする「佐賀県内水プロジェクト」を開始するなど、ハード・ソフト両面で取り組みを進めている。その中で、有明海の干満差を受けやすいエリアの佐賀市では佐賀城の濠を活(い)かしたり、武雄市では防災フェスタの開催や防災アプリを開発している。 「守る・貯める・流す」の三本柱 知事総務省時代の経験生かす 佐賀県は近年、水害の発生頻度…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年04月号
九州の志士「創意工夫で栄養菓子を広めた『江崎利一(りいち)』」
グリコーゲン入りの栄養菓子「グリコ」を開発した江崎利一(1882〜1980)は、創意工夫で直面するさまざまな困難を乗り越え、江崎グリコを世界的なお菓子メーカーに成長させた。今回は、江崎の少年期と商売への姿勢、こだわりと創意工夫が詰め込まれた「グリコ」の誕生をみていく。 プラス思考の少年 1882(明治15)年12月23日、江崎利一は長崎県神埼郡蓮池(はすいけ)村(現・佐賀県佐賀市蓮池町。当時の佐賀県地域は長崎…
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本誌記事 テーマリポート
2025年04月号
【長崎】溶岩ドーム崩落の危機意識を醸成/「雲仙・普賢岳」の噴火から35年たつも脅威収まらず
長崎県は近年、大きな自然災害には見舞われていない。しかし、歴史を見れば、1982年の長崎豪雨災害、91年の台風19号被災など犠牲者を出した大災害も起きている。全国的に最もインパクトを残したのは、91年の雲仙普賢岳の噴火だ。現在もその際にできた溶岩ドーム崩落の恐れはあり、地域は常にその時に備えている。 1億立方メートルの岩のかたまり 国が約30年かけて砂防事業 雲仙・普賢岳は1990年11月に噴火し、91年6月に大火…
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本誌記事 エリアリポート
2025年04月号
【大分】別府市が県内初の宿泊税導入検討/増加する観光客数で依存度が増す「インバウンド需要」
源泉数・湧出量で日本一を誇る大分県別府市は、好調なインバウンド(訪日外国人客)需要を背景に多くの宿泊観光客が訪れている。宿泊施設も2019年以降の直近で、新たに約1500室以上増加するなど受け入れ体制を強化している。一方、宿泊施設の中には、従業員不足、高いインバウンド依存など新たな課題が発生し、各宿泊施設の対応力が問われている。 26年度の導入を目指す 入湯税の取り扱いが鍵 今年1月、大分県別府市の長野…
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本誌記事 テーマリポート
2025年04月号
【鹿児島】桜島大噴火リスクへの備えを拡充/マグマの蓄積は「大正噴火」に近いレベルまで進行
鹿児島の県土の大半は、火山灰や軽石などの火山噴出物が堆積してできたシラス台地であり、火山とは切っても切り離せない関係だ。中でも錦江湾に突き出した形の活火山・桜島は、鹿児島市の象徴だが、大噴火で大きな被害が生じた歴史もある。最近はマグマの蓄積が過去最大級の噴火も懸念されるレベルにまで達している。 3年前に「噴火警戒レベル5」 軽石や火山灰の堆積を問題視 鹿児島県には11の活火山がある。そのうち、霧島…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年04月号
寸談余話(2)監査法人アヴァンティア・吉田圭佑福岡事務所長/抱樸・奥田知志理事長
中堅企業の成長を伴走支援 九州に根を張って発展に貢献を 監査法人アヴァンティア(東京)は大手企業だけではなく、ミドルサイズ(中堅)の企業に向けた監査法人として2008年に設立された。一昨年に大阪市、昨年に福岡市、今年2月に札幌市にそれぞれ事務所を開設している。吉田圭佑福岡事務所長は「当法人は“日本を支えるベンチャー監査法人”を掲げる。伴走型で地方のミドルサイズ企業の成長を支援することで、地方創生に寄与…
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本誌記事 特集・沖縄観光
2025年04月号
TOPICS/今夏開業に期待高まるジャングリア
沖縄県本島の北部に今年7月25日に開業する大型テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」は、沖縄観光にどのような効果をもたらすのか注目されている。 やんばるのリアルな自然を体験 ジャングリアは、興奮やぜいたくを体験する旅を意味する「パワーバカンス」をコンセプトに、やんばるの自然を舞台にした22のアトラクションを提供する予定。今年1月末に開かれた記者会見で、事業を主導するコンサルティング会社…