上半期「倒産件数」5年連続増加

 東京商工リサーチ福岡支社が7月7日に発表した2026年上半期(1〜6月)の九州・沖縄の企業倒産件数(負債1000万円以上)は前年同期比5.2%増の477件となり、上半期として5年連続で前年を上回った。このうち、物価高に起因する倒産は同79.5%増の88件と、上半期で過去最多となった。一方、負債総額は同20.8%減の577億7300万円で、3年ぶりに減少した。
 業種別ではサービス業が最多の154件で、このうち飲食が64件を占めた。製造業でも飲食料品関連の倒産が増えている。資材価格の影響を受けやすい建設業は97件だった。県別では福岡が239件で最多。負債額が最大だったのは、商用電気自動車(EV)製造のEVモーターズ・ジャパン(北九州市)の56億8500万円。店舗開発工事の占部組(福岡県春日市)が29億5200万円で続いた。
 人件費の高騰に加え、金利上昇や円安の進行などで企業の負担は増えており、同支社は「中小零細企業を中心に、今後も倒産は増えていく」と見ている。