2026年6月期「売上高1.3兆円」
2025年08月18日
トライアルホールディングス

ディスカウント店を展開するトライアルホールディングス(HD、福岡市)は8月13日、2026年6月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比64.5%増の1兆3225億円の見通し。大手スーパー西友(東京)を今年7月に買収したのが要因で、九州の小売業としては最大手となり、国内では6位に浮上する。
一方、買収関連費用の計上などで経常利益は37.4%減の139億円、最終利益は95.7%減の5億円を見込む。西友の子会社化でトライアルHDの店舗数は約600店(8月13日時点)と買収前の約1.7倍に拡大。今後、デジタル技術を活用した小型店「トライアルGO」を東京でも出店するほか、西友とプライベートブランド(PB)商品の相互販売などで競争力を強化する。
併せて発表した25年6月期連結決算は、売上高が前期比12.0%増の8038億円と過去最高を更新。最終利益は2.7%増の117億円だった。