「ワンヘルスセンター」起工
2025年11月06日
福岡県
福岡県は11月5日、同県みやま市に整備する「ワンヘルスセンター」の起工式を開いた。センターには保健環境研究所(太宰府市)と家畜保健衛生所(筑後市)を移転集約。人と動物の健康と環境保全を一体的に考えるワンヘルスに関する研究や人材育成などを進める。総事業費は約200億円で、2027年度中の供用開始を目指す。
みやま市から無償譲渡を受けた旧保健医療経営大の跡地(約10万平方メートル)に、感染症対策などを担う保健環境研究所(地上6階建て)と、家畜や野生動物の衛生業務を行う動物保健衛生所(同3階建て)を建設。旧校舎を改修して事務棟などにする。ワンヘルスの学びの場として、1960年代の筑後地域の里山や田園を再現した屋外体験ゾーン(約1万平方メートル)も設ける。


