「農林水産物」輸出額182億円

 熊本県のまとめによると、2025年度の県産農林水産物の輸出額は前年度比20%増の182億円となり、13年連続で過去最高を更新した。海外で日本食の人気が高まっていることに加え、県産の農林水産物への需要の高まりが要因。金額の伸びは30億6000万円と過去最高だった。
 部門別では、農畜産物が同14%増の81億1000万円。このうち牛肉は18%増の46億5853万円と5割以上を占めた。和牛人気のほか、タイなど輸出先の多角化が奏功した。イチゴは13%増の6億8329万円。春節などの需要期に十分な輸出量を確保でき、アジアへの安定的な輸出につながった。林産物は10%増の52億9000万円。米中関税紛争の影響で一時的に減少したが、丸太を中心に中国での需要が底堅く、円安が輸出額を押し上げた。
 水産物は48%増の48億円と大きく伸びた。中国による日本産水産物の輸入停止を受け、販路転換先として北米への輸出が増加した。ブリは取引価格の上昇で89%増の26億1590万円。マダイは16%増の14億9170万円で、北米やアジア向けなど輸出先の多角化が進展した。