新たに「日本茶」保護登録

 農林水産省は7月10日、農林水産品や食品の地域ブランドを守る「地理的表示(GI)保護制度」の対象に、新たに「日本茶」を登録したと発表した。国内で生産、加工された緑茶が対象。世界的な抹茶ブームで日本茶の輸出が拡大する中、海外産との差別化や模倣品と区別させて価値向上につなげる。
 GIは、地域ならではの品質や特性を持つ産品の名称を知的財産として国が保護する制度。特定の産地を指定しないのは国税庁所管の「日本酒」に次いで2例目となる。GIに登録されると専用のマークを付けて販売でき、不正表示などは国が取り締まる。日本茶業中央会(東京)が昨年10月にGI登録を申請していた。緑茶の輸出量は直近の10年で約3倍に増加。2025年は1万2612トンで、輸出額は約721億円だった。