熊本市内に「データセンター」

肥後銀行本店(熊本市)

 肥後銀行(熊本市)は11月7日、熊本市内にデータセンターを建設すると発表した。同行が利用するほか、地域事業者に貸し出す。創立100周年事業の一環で、地域企業のデジタルトランスフォーメンション(DX)を後押しする。2029年1月に運用開始予定。
 データセンターの延べ床面積は4200平方メートル。サーバーを設置するラックの数は約260で、このうち約200を貸し出す。震度7クラスの地震でも運用可能な免震構造を採用するほか、非常用発電機による電源バックアップや24時間365日監視体制を構築。省エネ技術や再生可能エネルギーも活用する。熊本地震や豪雨被害などの自然災害の経験を踏まえ、災害に強いITインフラの構築により事業継続性を向上させる。