24年度「貨物取扱量」過去最高
2025年05月07日
北九州空港

北九州市は、北九州空港の2024年度の貨物取扱量が前年度比約3倍の3万6603トンとなり、過去最高だったと発表した。ヤマトホールディングス(HD、東京)の国内貨物定期便就航が要因。国内貨物は2万6168トンと10倍以上増加し、国際貨物は1万435トンだった。市は「稼げるまち」の実現に向け、同空港の物流拠点化を目指している。
ヤマトHDは昨年4月、北九州空港と成田、那覇を結ぶ貨物専用機の運航を開始。8月に羽田便、10月に新千歳便を追加し、現在は1日計8便を運航している。同空港は九州唯一の24時間空港。2027年度の滑走路3000メートル化を見据え、市は、既存の国際・国内貨物定期便の定着や新規路線の誘致のほか、貨物地区の機能強化に取り組むとしている。