「元気印企業」4年ぶり減少

 東京商工リサーチ福岡支社は、2024年度(24年4月期〜25年3月期決算)に業績が好調だった九州・沖縄の「元気印」企業は、前年度比3.8%減の673社だったと発表した。4年ぶりに減少したが、23年度(700社)に次いで過去2番目の高水準となった。売上総額は同24.4%減の1兆7739億円だった。元気印企業の条件は▽年間売上高3億円以上▽2年連続で前年比10%以上増収▽純利益300万円以上▽3年連続黒字▽2年連続増益。
 売上高トップは福岡トヨペット(福岡市)。半導体不足の解消で受注分の販売が進んだほか、車両の高性能化による販売単価の上昇で過去最高の売り上げとなった。2位は熊本大同青果(熊本市)。猛暑などで野菜や果物の流通量は減少したが相場が高値で推移し、売上高は500億円を超えた。3位はアプライド(福岡市)。2025年10月サポート終了のWindows10の買い替え需要で新規顧客を開拓した。4位のリックス(福岡市)は産業機器類を手掛ける。創業以来、黒字経営で過去最高の業績が続いており、前回と同様にトップ10入り。5位の森崎建設工業(鹿児島県志布志市)は、航空自衛隊馬毛島基地の建設工事やキャンプシュワブの追加工事に加え、物価高を背景に受注単価も上昇した。7位のジョイフル(大分市)はファミリーレストラン「ジョイフル」の持ち株会社。子会社に店舗を移管し、食材供給を主力とする。
 5年連続「元気印」企業は、調剤薬局や老人ホームを運営するHYUGA PRIMARY CARE(福岡県春日市、40位)1社のみ。4年連続は、家賃債務保証のジェイリース(大分市、24位)やJR九州ファーストフーズ(福岡市、16位)など5社。3年連続は14社、2年連続は88社だった。
 県別では、福岡(290社)が最多。沖縄(81社)、大分(68社)、鹿児島(67社)、熊本(66社)、宮崎(41社)、長崎(40社)、佐賀(20社)の順。業種別では、建設を除く6業種が減少。トップは建設(286社)で全体の42.4%を占めた。次いで、サービス業他(143社)、卸売(95社)、製造(77社)、小売(33社)、不動産(20社)、運輸(19社)の順だった。