「トキハインダストリー」買収
2025年10月22日
イオン九州
イオン九州(福岡市)は10月21日、百貨店を運営するトキハ(大分市)の子会社でスーパーを展開するトキハインダストリー(同市)を買収すると発表した。トキハから全株式を取得し、2026年1月末に完全子会社化する。買収額は非公表。買収後もトキハインダストリーの屋号や店舗体制は維持するとしている。
トキハインダストリーは1970年に設立。大分県内で23店舗を展開し、24年2月期の売上高は316億3100万円、最終利益は7500万円。スーパー業界は価格や顧客サービスの競争が激化しており利益率が低迷していた。今年3月には基幹サーバーがサイバー攻撃を受け、一時的に全店を臨時休業した。今後はイオン九州のノウハウや経営資源を生かして業績改善を目指す。従業員約1500人の雇用は維持する。
イオン九州は、九州・山口エリアで総合スーパーや食品スーパー、ディスカントストア、ホームセンターなどを展開しており、トキハインダストリーの買収により377店舗体制となる。


