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本誌記事 エリアリポート
2025年09月号
【北九州】着床式稼働も浮体式拠点化に照準/響灘に「国内最大の洋上ウインドファーム」が完成へ
北九州市の響灘を望むと、海の向こうに巨大な風車が林立している。建設が進められている洋上風力発電所の建設が大詰めを迎えており、今年9月ごろまでには、風車25基の設置が終わる予定となっている。国内最大規模の洋上ウインドファームとなるが、市はすでに「浮体式」洋上風力へと照準を合わせ、風力関連産業の総合拠点化を加速させている。 法改正などで国も本腰 浮体式への展開が加速 北九州市は、全国に先駆けて洋上ウ…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年09月号
<次の一手 第94局>詰将棋・詰碁
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年09月号
Two of Us/岩本 初恵 愛しとーと CEO × 倉橋 美佳 ペンシル 社長
愛しとーと(福岡県那珂川市)のECサイトの開発・運営は、実はペンシル(福岡市)が引き受けている。共通の知人の仲立ちで、福岡を代表する女性社長同士が邂逅(かいこう)。福岡市天神のど真ん中、超高層ビルにあるペンシル本社を訪れた岩本氏は、倉橋氏が推進するダイバーシティー&インクルージョン(D&I)の精神と遊び心を融合させたオフィスに一目ぼれ。ビジネスパートナーとして、同じ女性経営者として通じ合い、経営や社…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2025年09月号
〈熊本〉TSMC第2工場「着工延期」の報に戦々恐々
半導体受託生産世界最大手のTSMC(台湾積体電路製造)は今年7月、熊本県菊陽町で進めている同社の生産子会社であるJASM第2工場の建設工事の着工時期を“年内に”遅らせる意向を示した。同社は当初、今年第1四半期中に建設を開始するとしていたが、先日のTSMC定時株主総会で今年中へ変更したとされ、第2工場に対して官民合わせて約2兆1000億円を投資する国家プロジェクトの行方が注視されている。 背景とみられるのが、熊本都市…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2025年09月号
新トップの風貌/キューヘン 社長 藤本 淳一氏
「『安全』『品質』『コンプライアンス』を守り抜き、ものづくり企業としての価値を全従業員で高める」 「何事も気負わずに、これまで培った経験を踏まえながら、従業員の皆さんと共に汗をかいて職責を果たしたい」と自身が思い描く社長像を語る。従業員の思いに寄り添うことを基本姿勢とするのは、九州電力で人事労務部や原子力発電本部、立地コミュニケーション本部などに在籍した後、電気事業連合会の専務理事を務め「相手…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年09月号
【変わるIPO】福証で新規上場企業が急増の流れ/東証再編による「上場維持基準の厳格化」も要因に
福岡証券取引所の新規上場が増えている。背景には昨年12月にプロ投資家向けの「Fukuoka PRO Market」が開設されたことや、東京証券取引所の上場維持基準が厳格化されたことなどが挙げられる。それに伴って、上場支援などを目的とした事業所開設も福岡市で相次いでおり、地域経済活性化にもつながっている。 24年度の上場企業は16社に 目立つ東証との重複上場 7月8日、システム開発などを手掛けるテクノクリエイティブ(熊本…
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本誌記事 特集・DX
2025年09月号
【NTTデータ九州】アジアの玄関口・九州の地の利を活かしてIT人材活躍の場を作る
コロナ禍を経験し、「2025年の崖」問題の解決が叫ばれる時代を迎えるなかで、NTTデータ九州(福岡市)は新たな一手を打ち出した。「九州アジア開発CoE構想」である。 2025年の崖で指摘されるように、日本企業はレガシーシステムの問題とデジタル変革の遅れに対して、DXを強力に推し進める必要に迫られている。また開発現場では慢性的なIT人材不足に悩まされ続けている。 こうしたなか、NTTデータ(東京)を本体に持つ地域会…
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本誌記事 エリアリポート
2025年09月号
【長崎】骨太方針で造船業の復権に期待感/経済安全保障で関税交渉を機に「米へ技術協力」も
海岸線が長い長崎県は海洋県で、造船業が栄えてきた。現在も基幹産業の一つだが、重厚長大型産業の相対的な衰退や中国、韓国の台頭など造船業を取り巻く環境は変化。こうしたなか、経済安全保障の観点から国が主導して造船業を後押しする動きが出ている。日米の関税交渉では両国間の造船分野の協力が浮上。国内外からの追い風で「造船・長崎」の復権に期待が高まっている。 造船振興連絡会議発足 魅力発信で人材確保へ 長崎…
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本誌記事 エリアリポート
2025年09月号
【福岡】半導体・DXで進化する百道地区/「福岡シリコンシーベルト構想」推進の中核拠点を開設
かつて工業化を進めていた福岡市が産業転換する先としたのが、情報関連産業だった。埋立地のシーサイドももちに、情報関連企業を集積させ、地場企業との産学連携拠点として、「福岡ソフトリサーチパーク」(SRP)が造られてから、今年で30年の節目を迎えた。時代とともに立地企業の入れ替わりなどとともに、新たに半導体産業など、先端技術の開発拠点として進化を続けている。 埋立地利用し産業集積 六つの企業Gが公募進出 …
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本誌記事 TOPINTERVIEW
2025年09月号
沖縄経済同友会 代表幹事(JCC会長)渕辺 美紀氏「沖縄の独自性や優位性に磨きをかけて民間主導の自立型経済の構築に尽力」
沖縄経済は観光産業の回復と歩調を合わせるかのように各産業が活発化し、全体として回復局面にあることが鮮明化している。この間、沖縄経済同友会は、民間主導の自立型経済の構築を具現化する提言を積極的に行ってきた。そこには「経済人として沖縄の発展に全力を捧げたい」という設立趣意書に記された思いがある。持続的な成長を実現するにはどういった視点や具体的な施策が必要なのか。渕辺美紀代表幹事に聞いた。 聞き手/本…