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本誌記事 TOPINTERVIEW
2025年12月号
ニューオータニ九州 社長 山本 圭介 氏「今も昔も『おもてなしの精神』は普遍。これからも愛され、選ばれるホテルに」
ホテルニューオータニ博多とホテルニューオータニ佐賀の運営を手掛けるニューオータニ九州(福岡市)が今年、会社設立40周年を迎えた。日本を代表するホテルチェーンであるニューオータニブランドのホテルとして地域内外から多くの人たちに支持されてきた。最近ではアジアをはじめ、多くのインバウンドや若い世代の利用も増えている。皇室や要人なども宿泊してきた九州の代表的シティーホテル。その歩みと展望について山本圭介…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年12月号
DATAでみる九州「2025年度九州経済見通し」
2025年度九州経済見通しはわずかに下方修正 物価高、輸出減により九州経済は減速傾向に 九州経済調査協会は7月、「2025年度九州経済見通し(改訂)」を発表した。九州・沖縄の25年度実質域内総生産(GRP)成長率は、前年比プラス0・7%と予測している。24年12月の当初見通しと比べ、マイナス0・7%ポイントの下方修正となった。ただし、直近の全国の民間予測(シンクタンク8社平均、前年比プラス0・4%)を0・3%ポイント上回って…
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本誌記事 エリアリポート
2025年12月号
【福岡】粕屋地区で機能複合型まちづくり/「ベッドタウン」にとどまらず多様な拠点施設も
同じ福岡県糟屋郡に位置し、豊かな自然環境と優れた交通利便性を有するベッドタウンとして発展してきた粕屋町、志免町、新宮町の主要地方道沿いにおいて、昨今、商業、住宅、物流、再エネ、IT、防災など多様な都市機能を融合調和した大規模開発が相次いでいる。従来の「ベッドタウン」にとどまらない持続的な発展に向けたまちづくりが着実に進められている。 3社が「ワンチーム」結成 2町またぐ大型開発 福岡市東部に位置し…
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本誌記事 特集・福岡証券取引所
2025年12月号
【Message】古賀マネージメント総研 社長 古賀 光雄氏「福証と九州場所はなくすな」先人の薫陶これからも引き継げ
福岡証券取引所(福証)の「福岡プロマーケット(FPM)」が昨年11月25日に創設されたが、その日に7社が同時上場するという、驚くべきことが起きた。そのうち6社は東証プロマーケットからの同時上場だった。6社の狙いがいずれも九州市場で知名度向上であることが興味深い。福証にとっても九州経済にとっても望ましい傾向で、アジアの海外からの上場が始まるともっと面白くなってきそうだ。 FPMは、他の取引所よりも審査基準が…
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本誌記事 エリアリポート
2025年12月号
【北九州】新貨物上屋で国際物流拠点へ加速/旅客では新たな「国際線就航」と増便などに期待感も
来年の開港20周年を前に北九州空港が活気づいている。10月には約6年ぶりとなる新規の国際定期便として、韓国の格安航空会社「エアロK」が韓国・清州ー北九州を結ぶ路線を就航した。一方、貨物では、新たな貨物上屋施設「北九州エアカーゴターミナル(KKJACT)」が10月に完成、滑走路延伸を見据えた、国際物流拠点化に向けた動きが加速している。 6年ぶりの国際定期便 スタフラも来年国際線 北九州空港に約6年ぶりに新たな国…
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本誌記事 テーマリポート
2025年12月号
【再開発】計画に影を落とす建設コスト高騰/施設竣工が相次ぐ一方で「中止や見直し」も
九州・沖縄では今年も多くの再開発の施設が完成した。特に福岡市中心部ではかねて進められてきた規制緩和策「天神ビッグバン」による再開発の案件が相次いで完成、新たなにぎわいを生み出した。一方で建設コストの高騰により、再開発の延期や中止が出始めた年でもあった。 天神で「ワンビル」が開業 新たなにぎわい生み出す 今年、福岡市で最も注目を集めた再開発の案件は福岡ビル、天神コア、天神ビブレの跡地に西鉄が開業…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年12月号
Two of Us/堀 ナナ Tensor Energy 共同代表 × 下岡 純一郎 クアンド 代表
華やかなアプリやウェブ系などデジタル分野の新興企業が多く集まる福岡のスタートアップ業界のなかで「電力」と「製造・建設」という重厚長大形型の産業向けにDXサービスを展開する両者が出会い、意気投合するのにはそう時間はかからなかった。自社が持つ強みやノウハウを生かした国内やグローバル展開について課題感をもっていた両者は“相互補完”するように交流が始まり「地域から世界へ」といった想(おも)いでも共感共鳴す…
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本誌記事 テーマリポート
2025年12月号
【沖縄】話題のジャングリアがついに開業/オリオンビールが製造業で初の「東証プライム」上場
7月25日、沖縄本島北部の今帰仁村(なきじんそん)に、開園前から大きな注目を集めていたテーマパーク「ジャングリア沖縄」が開業した。他方、地場企業では、県産ビールメーカー「オリオンビール」(豊見城市)が9月に県内の製造業では初となる東京証券取引所プライム市場への上場を果たし、国内外から高い関心が寄せられた。 素通り観光からの脱却へ 入域観光客数も過去最多 開業初日。台風接近に伴う降雨に時折見舞われる…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年12月号
Spotlight【生活インフラ】人口減と老朽化で水道維持黄信号/運営する自治体では「料金値上げ」相次ぎ住民に不満高まる
佐世保市では段階的値上げ 進まぬ石木ダムで水源確保 国内には総延長で約74万キロの水道管が敷設されている。厚生労働省によると全体の約22%に相当する約16万キロが、法定耐用年数の40年を超えている。問題となっているのが、高度成長期に敷設された水道管で、今後その割合が高まっていくことで、老朽化によるリスクも上昇すると見込まれている。こうした水道管の更新を進めていかなければならないが、多額の更新費用がかかる…
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本誌記事 春夏秋冬
2025年12月号
素晴らしいユーモアの力
「人妻 お持ち帰りできます」―こんなのぼり旗が軒先にゆれる店を、吉野ヶ里歴史公園に近い佐賀県神埼市で見つけた。そして、これは決してふざけたり、奇をてらったものではないことを知り、驚くやら感心させられるやら。その物語をひもといてみたい。 店の名は「やぐら寿司」。佐藤浩二・真由美さん夫妻の店で、女将(おかみ)の真由美さんがコース料理のデザートを考えたとき、巻き鮨(ずし)の玉子焼きなど長年卵を扱って…