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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年10月号
DATAでみる九州「若者の転職理由」
若者の転職理由「収入が少ない」がトップ 自発的な職業訓練・自己啓発の実施率も低く 「働きがい」の実現を求める若者にとって、九州が魅力的な地域となるためには、企業によるどのような取り組みが重要なのか。九州経済調査協会は「九州経済調査月報」今年8月号で総務省「令和4年度就業構造基本調査」をもとに、九州地域(九州7県、沖縄県、山口県)と首都圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)を比較した若年・青年層の…
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本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2025年10月号
未来を拓くCrossBorder2025
近年の酷暑の要因の一つと言われるヒートアイランド現象。日本乾溜工業(福岡市)はそれを緩和する自然素材を活用した舗装材を独自開発し、国内外での拡大を目指している。 100%自然素材の舗装材「かぐやロード」 日本乾溜工業は公共工事を主体とする土木・道路の資材や民間向けの防災安全用品の販売などを手掛けてきた。現在、同社が開発し、普及に注力するのが、「かぐやロード」だ。セメントを使用せず、真砂土(まさど…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年10月号
動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(39) 熟練技×スマート化で生産効率化/職人の動きなどを数値化することで技術の継承を手助け
無添加石けんの製造・販売を始めて、昨年で50年の節目を迎えたシャボン玉石けん(北九州市)は、九電グループのQsol(福岡市)と協力し、2023年から工場のスマート化に向けた共同研究を行っている。例えば、同社の石けん作りは舌で素材の反応を確かめるなど熟練の職人技が要求される昔ながらの製法だが、こうした職人技をデジタル技術によるサポートを模索している。 温度や湿度によって変化 毎日味見などで品質確認 製造業…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2025年10月号
〈航空〉「東北路線」就航の陰に大手の国内線需要減も
福岡発着の東北定期路線が相次いで新設される。福岡─仙台路線については、今年8月現在、日本航空(JAL)が2往復、アイベックスエアラインズ(東京)がANAとのコードシェア(共同運航)で1日5往復飛んでいたが、ここにスターフライヤー(北九州市、スタフラ)とフジドリームエアラインズ(静岡市、FDA)が10月から相次いで参入する。 スタフラは10月3日から、福岡─仙台線を開設し、夏ダイヤ期間は1日1往復運航で、10月26日から…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年10月号
Talk About
〔ON〕支社長就任1年 通信品質を改善 NTTグループ各社の九州の支社・支店が集まったメディア懇談会がこのほど開催され、NTTドコモ九州支社の和田あずさ支社長も出席し、着任1年の抱負を語った。まず掲げたのは「通信品質のさらなる改善」。設備容量の改善やイベント会場など混雑する場所での通信の円滑化などで「ユーザー体感向上を目指す」。販売面では、データ利用量無制限の新料金プラン「ドコモMAX」などを導入。一方では…
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本誌記事 グラフ
2025年10月号
Kyushu PHOTOGRAPH「柔らかい秋の風に揺れる色鮮やかなコスモス」
大分県中津市の中心部から南に10キロほどの場所にある八面山(はちめんざん)の裾野で、秋の訪れとともに約2700万本のコスモスがピンク、白、赤、紫と色鮮やかに咲き誇る。 風に揺れるたび、一輪一輪がまるで楽しそうに踊っているように見える光景は、周辺の自然や長い時間の中で育まれてきた歴史・文化、そして人々の日常の営みに静かに溶け込んでいるかのように感じる。そのかれんな姿をみるため、家族連れやグループはもちろ…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年10月号
Spotlight 北九州【半導体】トランプ関税で揺れるASE進出/空港・港、学校集積を強みに新規雇用で2000人との話も
半導体大手のASE(日月光投控)が、昨年7月末に北九州市と用地取得の仮契約を結んでから、進展がみられないまま、約1年が経過した。トランプ関税が表明された今春以降「ASEの進出は白紙になった」との不穏な話も浮上する一方で、TSMC(台湾積体電路製造)との連携で、進出は既定路線になっているとの見方もある。 「多元連立方程式を解く」? 慎重に進めている誘致交渉 7月、土地の仮契約から1年を経過し、なかなか進展の見…
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本誌記事 エリアリポート
2025年10月号
【佐賀】嬉野温泉源泉維持に向け官民本腰/持続可能な温泉地の構築へ「入湯税基金」の創設も
佐賀県嬉野市と地元旅館組合は源泉保護に関するルールの策定など、持続可能な温泉地の構築へ取り組みを進めている。今年1月、観光客増などを背景に嬉野温泉の源泉水位が急激に低下したためだ。また、10月からは入湯税の増額が予定されており、歳入増を機に観光に関する入湯税基金の創設や地域住民の温泉への理解促進にもつなげていく。 観光客増で源泉低下 共同記者会見で説明 佐賀県西部に位置する嬉野市は人口約2万4000人…
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本誌記事 特集・九州電力グループ
2025年10月号
【report_2】エネルギーから未来を拓(ひら)く企業グループへ挑戦/七つの事業領域で「2035年の目指す姿」を設定
「九電グループ経営ビジョン2035」では、七つの事業領域で2035年の目指す姿が設定されている。目標達成に向け、事業環境を分析し、強みを明確に示した上で事業戦略を設定しているのも大きな特徴だ。具体的なKPI(重要業績評価指標)も示している。そこにはエネルギーから未来を拓く企業グループとして、事業を通じて「社会価値」と「経済価値」の双方を創出し、サステナブルな社会実現に貢献するというグループ全体が共有する思…
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本誌記事 エリアリポート
2025年10月号
【長崎】寄港地の多様さでクルーズ船好調/小型クルーズ誘致で「離島ツアーニーズ」の取り込みも
長崎県のクルーズ客船(以下クルーズ船)の寄港が好調だ。昨年は県別の寄港数が全国2位となったが、今年の寄港数はそれを上回ることも予測されている。背景には周遊しやすい長崎の地域特性、県内各港の多様性、熱心な誘致活動などが挙げられる。3年後には長崎市のクルーズ船発着拠点である「松が枝埠頭(ふとう)」の2バース化も控えており、さらなる増加が期待されている。 昨年は寄港数全国2位 今年も昨年上回る予測 7月…