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本誌記事 業界・地域リポート
2025年05月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(36)】AIを導入して古文書解読効率化/膨大な「諫早日記」の崩し字の解読でスピードアップ図る
古文書は全国各地に残されているが、専門家でも解読が困難な難易度の高い「崩し字」で書かれているため、ほとんどの現代人は読むことが難しい。そこで、あらかじめ数百万字をAI(人工知能)に登録することで、崩し字の画像から似ている文字を推定し、現代の文字に直すことで、解読作業をスピードアップする取り組みが進んでいる。 約200年間を記した日記 現在35%の解読作業が進む 長崎県の諫早市立図書館は2024年度から、A…
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本誌記事 エリアリポート
2025年05月号
【宮崎】新拠点から公民連携で企業を支援/スタートアップが地場企業へ事業アイデア「売り込み」も
スタートアップの支援や地場企業の課題解決などを目的とする官民連携の組織「宮崎オープンシティ推進協議会」(通称MOC)が設立されて、今年の4月で2年目に入った。今年度からは、中心市街地で再整備されたばかりのNTT広島ビル(NTT西日本宮崎支店敷地、宮崎市)に拠点を移し、さらなる取り組みの拡充を図る。業界に関係なく、新たなビジネスに挑戦できる土壌づくりを目指す。 公民連携の新たな組織 共立電機が理事長に MOC…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【NAGASAKI/長崎スタジアムシティ】民設民営で前代未聞の投資に驚愕(きょうがく)/通販大手・ジャパネット社運賭けた「一大プロジェクト」
「100年に1度」といわれる大型再開発に沸いた長崎市中心部で、異例の規模感で出現したのがジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が手掛けた「長崎スタジアムシティ」。総工費約1000億円を投じた民設民営の複合施設は、新たな集客核としての可能性を示しつつ、周辺との距離感をどう埋めていくかが問われている。 開業3カ月で約140万人 新たな集客施設として期待 昨年10月、長崎市中心部に複合施設「長崎スタジアム…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【FUKUOKA/天神ビッグバン・博多コネクティッド】旧ビル再開発を規制緩和で後押し/素地となった「天神明治通り街づくり協議会」の設立
福岡都心では、規制緩和で民間投資を後押しする「天神ビッグバン」と「博多コネクティッド」が進んでいる。4月には天神地区に、象徴的な大型複合ビル「ONE FUKUOKA BLD.」(ワンビル)が開業した。古かったビル群の建て替えで床面積拡大や高機能化が加速度的に進み、市の財政や企業誘致への波及効果が出ている。 象徴的な「ワンビル」4月開業 旧「福ビル」など3棟を再開発 九州一の繁華街・天神のど真ん中に、再開発プロジ…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【KUMAMOTO/10分・20分構想】渋滞解消に向け高規格道路計画も/「城下町区画の活用」などが車社会に与える影響大きく
三大都市圏を除く政令指定都市でワーストといわれる熊本都市圏の交通渋滞には、城下町由来の区画や公共交通機関の利用率の低さが要因として上げられる。そこで、県と熊本市は高速道路や空港まで定時制・速達性を確立する道路ネットワークの構築を目指す「10分・20分構想」を掲げ、積年の課題解決に向けて取り組んでいる。 県内約200の主要渋滞箇所 経済損失は県予算の約3割も 「10分・20分構想」とは、県と熊本市が2021年3年6…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年05月号
【INSIDE OUT〈北九州〉】建築費高騰で旦過再建に暗雲漂う/事業推進役となる「キーマン不在」で市と経済界、市場三すくみ
今年3月、北九州市の旦過(たんが)市場で、再開発の目玉の一つである4階建ての商業施設の建設がスタートしたが、地元経済界を中心にその先行きを不安視する声が高まっている。建築費高騰の影響で、旦過市場の継続的な運営に疑問符がつくなか、市、経済界、市場が三すくみとなり、再建への現状はキーマン不在の状態となっている。 A地区商業施設建設始まる 北九大新学部進出で弾みも 旦過市場は「北九州市民の台所」として…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年05月号
四季漫筆「カセドリという『来訪神』」
佐賀市溜池町見島でしか見ることのできない鳥がいる、と聞いて出掛けた。「カセドリ」(加勢鳥)と呼ばれ、地区の中心にある熊野神社に年に1度、2月の第2土曜夜に“飛来”する。 待ち焦がれること1時間。気が付くと神社周辺は県外ナンバーも含めて時ならぬ騒ぎ。交通整理のお巡りさんも出動していた。ワクワク感が最高潮に達したそのとき、2羽のカセドリが笠を被り、藁(わら)蓑(みの)をつけて鳥居の前に姿を現わした。 そ…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年05月号
【自治体Watch〈新年度予算〉】産業は半導体参入や新興支援に力/3政令指定都市はいずれも「過去最大規模」の編成
各自治体の新年度当初予算が成立した。人口減少が続くなか、その多くが、子育て支援や教育、人材関連の事業などに新たな予算を付けた。防災や産業振興などにも積極的な予算配分が見受けられる。こうしたなか、5年連続1兆円超えの福岡市をはじめ、北九州市、熊本市の3政令指定都市の予算規模は、いずれも過去最大となった。 福岡市5年連続1兆円超 北九州市はファンド投資 九州・沖縄8県と県都の新年度(2025年度)予算が、今…
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本誌記事 TOPINTERVIEW
2025年05月号
脇山 章太 地域みらいグループ 社長「技術伝承のリーディングカンパニーとして幸せの土台となる地域の“みらい”を守る」
2023年、グループ中核・北洋建設の創業100周年に合わせ、九州みらい建設グループから社名変更した「地域みらいグループ」は、“技術伝承のリーディングカンパニー”として技術を磨き、生活基盤を支えることで、地域を守り、明るい未来を創造していくことを目指している。併せて、働き方改革ならぬ“生き方改革”を実践し、従来の慣習に縛られない企業文化の変革にも挑戦している。 聞き手/本誌社長 山口 亮太郎 「100周年を機に社…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
注目プロジェクト これまでとこれから