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本誌記事 エリアリポート
2025年11月号
【長崎】宿泊業界に新たな波を起こす民泊/個性的な「空き家活用」で社会課題解決と地域再生図る
秋の観光シーズンに各地の観光地は多数の客が訪れる。近年はインバウンド(訪日客)の増加も相まって宿泊施設が不足気味でホテル料金も高騰している。こうした中、長崎市では空き家などを改装して個性的な装いの民泊施設に生まれ変わらせる事業がにわかに進行。人口減少に伴う空き家増加の対策にもなっている。宿泊業界に新たな波を起こしている民泊。その潮流を探った。 一致した民泊への思い 並びの棟に飲食店併設 長崎市…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
OH!ニッポン「輿論(よろん)と世論(せろん)~福沢諭吉と原敬の論説から~」
石破茂前首相の辞任劇で、老生が興味深かったのは、いわゆる「民意」とされるものの受け止め方が石破続投支持派と辞任要求派で真っ二つに分かれたことであった。 報道各社の世論調査を根拠に続投に固執した石破氏に対し、反対派は自民惨敗の国政選挙結果こそが民意、と反論して退陣を迫った。 民意とは幅広い国民(世の中)の空気なのか、それとも選挙結果を踏まえた身内(党内)の声なのか。近年の世論調査そのものに対す…
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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈石村萬盛堂〉博多の風習を菓子で表現 根強い人気「祝(いお)うてサンド」
「鶴乃子」をはじめ、多くのロングセラー商品を展開する石村萬盛堂(福岡市)の「祝うてサンド」の販売が好調だ。2021年、博多祇園山笠「追い山笠」の廻り止め(決勝点)となっている本店のリニューアルをきっかけに誕生した同商品は、博多の祝いの席に欠かせない風習「博多手一本」をモチーフにしている。 厳選したバターを、ぜいたくに使用し、ほろ苦いキャラメルクリーム、職人の手で丁寧にキャラメリゼしたくるみを手形に似…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
Monthlyダイジェスト1
JR九州「博多駅空中都市プロジェクト」中止 JR九州(福岡市)は、博多駅(同市博多区)南側の在来線の線路上空を活用して複合ビルを建設する「博多駅空中都市プロジェクト」=写真はイメージ=を中止すると発表した。当初435億円と見込んでいた建設費が2倍近くに膨らむことが判明し、採算が取れないと判断した 空中都市は2028年末の完成を目指し、19年にプロジェクトチームを発足。計画では、複合ビルは地上12階、地下1階建…
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【JR九大学研都市駅周辺(福岡市西区)】区画整理事業で変貌した田園地帯/九大伊都キャンパス移転が市西部の拠点開発を後押し
福岡市西部で急速に発展しているのが、JR九大学研都市駅周辺。九州大伊都キャンパスの移転が進むにつれて人口を増やし続け、今や人気の居住エリアとなっている。JR筑肥線で天神、博多駅、福岡空港と直通し、人気スポットの糸島にも近い利便性の良さで、今後も発展していく可能性が大いにあり得る。 転機はJR九州のマンション 児童増加で小学校が2校開校 JR九大学研都市駅は2005年の開業で、今年20周年を迎えた。JR筑肥線の…
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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈ざびえる本舗〉新商品開発と販路拡大強化 若年層にざびえる魅力発信
大分土産の定番「南蛮菓ざびえる」を製造・販売するざびえる本舗(大分市)が、新たな挑戦を加速させ、新商品の開発に加え、販路の拡大にも力を注いでいる。昨年3月には、6年ぶりの新作「南蛮菓Bungo」を開発。ラム酒漬けのレーズンを白あんに練り込み、チョコレート生地で包んだぜいたくな逸品である。チョコレート菓子は同社初の試みで、和と洋が融合した新しい味わいは、地元客はもちろん観光客からも人気を集めている。 …
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年11月号
宿泊税【九州・沖縄】相次ぐ宿泊税の導入に各自治体が熱視線/安定した税収の確保と求められる「制度運用の透明性」
インバウンド(訪日外国人)が過去最高を更新することも予想されるなか、受け入れにかかる経費も増大している。このような状況に、都市部や観光地では安定した税収が期待できる宿泊税に注目が集まっている。一方、新たな導入に関しては関係者の理解に加え、徴収した税の使途について、幅広い周知が一層求められることになる。 独自の地方財源として定着 九州は1県3市で導入進む 観光振興の財源確保を目的に、ホテルや旅館の…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
DATAでみる九州「宿泊稼働指数」
今年8月の全国宿泊稼働指数3カ月ぶり前年プラス 九州は4カ月連続マイナスも沖縄は入域客増で堅調 九州経済調査協会は、今年8月の宿泊稼働指数に関する調査結果を発表した。全国の宿泊稼働指数は58・1(前月47・9)となり、 2カ月連続で前月差がプラスとなった(図1参照)。前年差はプラス2・2ポイントで、3カ月ぶりに前年を上回った。他方、コロナ禍前の同月比では19年を下回った。 同調査結果を12の地域ブロック別にみると、 …
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【JR熊本駅周辺(熊本市西区)】拠点性高まり副都心として存在感/タワマンなど建設ラッシュ背景に周辺人口は約1・7倍
2011年の九州新幹線全線開業を機にJR熊本駅周辺ではタワマンをはじめオフィスビルの建設が相次ぎ、21年の「アミュプラザくまもと」開業などで駅周辺の雇用者数は約4500人と拠点性が向上した。また、定住人口は新幹線開業から約1.7倍増加し、ホテルの建設計画も浮上するなど「副都心」として存在感を高めている。 長年市の中心は熊本城の周辺 高架化効果は約1000億円 JR熊本駅は1891年に当時の九州鉄道熊本機関庫として設置…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
ゴルフ知恵袋「スペアパターを持ち歩こう」
ツアーの中継解説のために試合会場のコースを訪れると、強い選手ほどショットよりもパッティングの練習に明け暮れている姿を目にします。それはツアー選手でも100が切れないアベレージゴルファーでも、それぞれのレベルに関係なくパッティングがスコアの約40%を占めているという統計データがあるので、その出来不出来によってスコアが大きく左右されるということをツアー選手ほど身に染みて感じているからなのです。 しかも…