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本誌記事 エリアリポート
2025年10月号
【鹿児島】農林水産物輸出4年連続過去最高/5割占める米国向けに求められる「トランプ関税」対応
「稼ぐ農林水産業」を目指して県産農林水産物の輸出に力を入れている鹿児島県だが、2024年度の輸出額は約471億円と、11年度の公表開始以降の最高額を4年連続で更新した。「県農林水産物輸出促進ビジョン」で掲げる25年度の目標額500億円達成はほぼ確実とみられる。とはいえ、輸出額全体の約5割が米国向けだけにトランプ政権の高関税措置への対応が求められている。 対前年度比104億円 全部門で前年度上回る 2024年度の県農…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年10月号
高橋孝治の中国法表層深層(28)
【事例研究】医療保険に対する不正事件 財界九州のウェブサイト「財九NEWS」の連載企画「高橋孝治の中国『深層(真相)』拾い読み」8月8日付記事(第293回)では「とある『医療保険詐欺事件』のてん末」というタイトルで、『人民法院報』8月6日付1面に掲載された「最高人民法院、医療保険詐欺犯罪を厳正に処罰した典型事例を発表(最高法発布人民法院依法厳懲医保騙保犯罪典型案例)」について触れました。同日に最高人民法院…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2025年10月号
新トップの風貌/シティアスコム 社長 池田 勝氏
「金融の世界と同様に、信頼関係の構築が肝心。社員の働きがいを高め、総合力で発展に努める」 IT関連分野は、西日本シティ銀行時代に、IT統括部担当の役員として汗をかいた経験があり「適切なサービスを提供するためには、お客さまとの信頼関係をいかに構築していくかが肝心」と力を込める。金融の世界との共通点を見いだしており「社員がお客さまに対して、気遣いや主張も含めて、しっかりと会話できる関係性は心強い」と笑…
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本誌記事 エリアリポート
2025年10月号
【エリアフォーカスインタビュー大分/大分第一ホーバードライブ 社長 小田 典史 氏】16年ぶりに復活した国内で唯一運航するホーバークラフト
「空港アクセスの利便性向上を図り、周遊観光などで事業性を追求する」 7月26日に西大分と大分空港を結ぶ海上交通として、国内唯一のホーバークラフトによる空港アクセス便が待望の復活を果たした。運航を担う大分第一ホーバードライブ(大分市)の小田典史社長は「地域交通という役割に、観光的要素を加え、事業性を担保しながら、今後も安定運航に努めていく」と意気込む。 《当初予定から1年半遅れとなりましたが、無事に…
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本誌記事 特集・九州電力グループ
2025年10月号
【report_1】ずっと先まで「九州とともに、そして世界へ」/「九電グループ経営ビジョン2035」に込めた思い
「九電グループ経営ビジョン2035」は、「九州の強み」に「九電グループの強み」を掛け合わせることで地域の成長と発展を支え、共に成長し、ずっと先まで「九州とともに、そして世界へ」価値を提供するという思いが込められている。グループ一体となってビジョンを実現することで「エネルギーから未来を拓(ひら)く」企業グループへと進化し、九州から日本、そして世界を舞台にさらなる高みを目指していく。 2050年に提供した…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年10月号
Lounge「若者との交流」楽天地 社長 水谷 崇氏
近年、さまざまなご縁や出会いがきっかけで大学で講義をすることが増え、先日は山口大や近畿大の東大阪キャンパスで登壇するなど、九州だけでなく全国へ出向く機会もありがたいことに格段に増えた。講義では、経営者としてこれまでの経験に基づいて「ランチェスター戦略」や「選択理論」、「成功は技術」などを学生に話している。 その中で私が一番楽しみにしていることは、学生から質問をたくさんいただくことだ。世間一般的…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2025年10月号
〈沖縄〉沖縄の製造業で「初めて」東証に上場
東京証券取引所は8月21日、オリオンビール(沖縄県豊見城市)のプライム市場への上場を承認した。上場日は9月25日。沖縄県内企業の東証への上場は、プロマーケットを除き7社目で、製造業では県内初となる。 プライム市場では、発行株式のうち市場で流通させる株式の比率は35%以上とすることが条件だ。つまり65%未満であれば既存の株主が、引き続きオリオン株を保有できる。オリオンの株式は、野村ホールディングス(HD)と…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年10月号
TOPIC
〈イベント〉「点字電話帳」を無料配布/NTT西日本九州支店 NTT西日本九州支店(福岡市)はこのほど、2025年版の「点字電話帳(福岡県版)」を発行し、目の不自由な人や福祉関連施設などに無料配布した。 同点字帳は、目の不自由な人の電話利用のサービス向上を目的に3年ごとに発行しており、今年で15回目となる。福岡県内の公共交通機関や医療機関、緊急ダイヤルなど生活に必要な情報を掲載している。福岡版、北九州版、筑…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年10月号
KAIL/西日本鉄道天神開発本部 ONE FUKUOKA BLDG.部部長 Nishitetsu One Style社長 花村武志氏(10期)/肥後銀行 経営企画部 浦津 明氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋(せっさ)琢磨(たくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へき…
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本誌記事 エリアリポート
2025年10月号
【宮崎】都城市がDX評価されて殿堂入り/池田市長の「率先垂範」で職員の意識が大きく変革
宮崎県都城市がDX(デジタルトランスフォーメーション)でまたも快挙を成し遂げた。自治体や企業によるDX事例を表彰する「日本DX大賞」(日本DX大賞実行委員会)で「庁内DX部門」の大賞を7月に受賞。市はコンテスト開始以来、初となる3年連続の部門大賞を獲得した。大都市の企業ではなく、地方都市が強力にDXを推進できるのは、やはりトップの采配が根幹にあるようだ。 デジタルに依拠しない アナログ改革で大賞に 日本DX大…