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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【上益城郡西部3町(熊本県)】爆騰するTSMC周辺の受け皿に/高速道路や空港などの交通網生かし企業誘致強化も
2021年にTSMC(台湾積体電路製造)が熊本進出を表明したことに伴い、同社工場周辺では土地代が“爆騰”した。そこで近年は、熊本市に近く、土地代が安価で生活コストも魅力な上益城郡西部3町(嘉島町、益城町、御船町)の人口が堅調に増加している。さらに同エリアでは爆騰するTSMC工場周辺の受け皿として企業誘致にも注力している。 県全体人口は減少止まらず TSMC周辺地価は“爆騰” 熊本県の人口は1956年にピーク(約190万30…
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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈カステラ本家福砂屋〉伝統息づく「手づくり最中(もなか)」 パッケージデザインを一新
カステラ文化を継承し、昨年、創業400周年を迎えた福砂屋(長崎市)の「手づくり最中」は、カステラと同様、伝統と工夫が息づく逸品である。 最中の種(皮)は厳選したもち米を香ばしく焼き上げ、軽やかで歯切れの良い食感に仕上げている。皮と餡(あん)を別々に包むことで、食す直前に好きな量の餡を合わせることができ、パリッとした作り立てのような新鮮な味わいが楽しめる仕立てとなっている。 今回、パッケージデザイ…
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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈フジバンビ〉長年愛される「ドーナツ棒」 ご当地産品生かした商品も
フジバンビ(熊本市)の看板商品である「黒糖ドーナツ棒」は、素朴ながら奥深い味わいが魅力の一つとなっており、1987年に現行品になってから、今年で38年目を迎えたロングセラー商品だ。ドーナツ棒には国産の専用小麦粉を100%使用し、また、沖縄で採れた黒糖や厳選された良質な植物油脂を用いるなど、原材料に徹底的なこだわりをみせる。 松本順次社長は「熊本には特色ある原材料がそろっているのが強み」と話す。県産レモン…
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本誌記事 特集・オフィスビル
2025年11月号
【WeWork Japan】世界規模のフレキシブルオフィス 天神ブリッククロスに新たな拠点
目を引くのは窓外の絶景 フロアに入ればどこからか聞こえてくる軽快なBGM、入り口の扉を開けば窓一面に広がる博多湾、室内の壁面には創造性を刺激するアートが並ぶー。シェアオフィス「WeWork(ウィーワーク)」の新たな拠点だ。場所は、福岡市再開発の一環で誕生したビル「天神ブリッククロス」北棟の13・14階。入り口のラウンジを囲むように防音性の高い会議室、リモート専用のフォンブースのほか、休憩用のウェルネスルーム…
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【緑茶】新たな活路抹茶ブームに水を差す/荒茶生産量日本一・鹿児島県では官民一体の輸出戦略
ここ数年の世界的な抹茶ブームを背景に、茶業界の輸出ビジネスは活気づいていた。てん茶を原料とする抹茶の輸出は欧米を中心にうなぎ上りで、煎茶を中心とする緑茶の需要減に歯止めがかからない国内とは対照的だった。米国の相互関税で、新たな活路にアクセルを踏んでいた産地や業界は、水を差された格好だ。 スタバの抹茶メニュー口火 抹茶に適した新品種開発も 国内有数の茶産地である鹿児島県は今年、面目躍如の大きなニ…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
食楽園「男たちのラーメン(31)〔名島亭〕創業者の城戸修さん ラーメンで奏でる若き日の夢」
「情報は発信した所に集まる」―。その言葉を実感したのが、読売新聞に『九州ラーメン物語』を連載し、単行本として出版したときのこと。読まれた方から、会いたいとの連絡があり、4人で顔を合わせたのが1998(平成10)年の春。ラーメン情報を交換し、この集いが盆正月の年2回定例化して「九州ラーメン会」となり、もうかれこれ27年。来年には50回を数えるまでになった。 先の8月18日例会には参議院議員の古賀之士(ゆきひと)…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
Lounge「“深夜特急”は今も続く」中山リサイクル産業 社長 中山 智氏
私にとって、気心知れた家族や同世代の仲間たちと休みの日に行く「海外旅行」は何よりも心身をリフレッシュさせる方法の一つだ。 これまで東南アジアを中心に欧州、欧米と各国の名所を旅して周り、さまざまな土地の文化や景色、人との出会いに感動してきたが、旅行中は、日ごろの喧騒(けんそう)や仕事から離れ、リセットできるところが良い。 特に何か社内で進行していたプロジェクトが滞りなく完了したタイミングなどの…
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本誌記事 エリアリポート
2025年11月号
【宮崎】県主導で神楽ユネスコ登録目指す/国会議員を交えて約180人による「総決起大会」を実施
各地に残る民俗芸能「神楽」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への登録を目指そうと、宮崎県が旗振り役となって機運醸成に努めている。県は全国的な協議会を発足させ、今年3月に各道府県の知事と共に連合を結成、国への要望活動も精力的だ。少子高齢化で神楽の継承が懸念される中、ユネスコ登録で各地に根差した文化の振興を図りたい考えだ。 国内外で認知度向上へ 大阪万博で神楽を披露 5月23日、東京・永田…
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【農産物】複数の課題抱えながら商機を探る/主な輸出先はアジア圏で米国展開は「これからが本番」
日本食への関心の高まりやインバウンド(訪日外国人)の増加といった複数の要因から、海外における日本産の農水産物や食品のニーズは高まっている。そうした傾向は米国も同様で、今年上半期の輸出額の増加率は国・地域別で最も大きかった。認知度の高まりとともに、今後、需要が拡大することは確実だ。 認知度向上が追い風となり 上半期の輸出額は過去最高 農林水産省が8月に発表した今年1月から6月までの農林水産物と食品…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
Monthlyダイジェスト2
宮崎県新富町「電子投票」九州で初導入へ 宮崎県新富町議会は、町長選と町議選に電子投票を導入するための条例案と関連予算を盛り込んだ補正予算案を可決した。タブレット端末で投票し、開票時間の短縮や無効票の減少を見込む。来年2月24日告示の町長選と町議補欠選挙を控えており、実現すれば九州初の電子投票となる。 電子投票には、総務省認定の電子投開票システムを備えた京セラ製のタブレット端末を使用。有権者は投票…