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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈千鳥屋本家〉“シンプルでおいしい”菓子 永く愛される「千鳥饅頭」
「千鳥饅頭」は、白インゲンを材料にした白あんを、小麦粉と卵、砂糖をこね上げた皮で包み焼き上げ、仕上げに「千鳥」の焼き印を押す。考案者は千鳥屋本家(福岡県飯塚市)の原田実樹宜社長の祖父である原田正雄氏で、研究を重ねた末、「水鏡せると伝ふる天神のみあしのあとに千鳥群れ飛ぶ」という菅原道真公の故事から「千鳥饅頭」の名前をつけた。 1927年、千鳥饅頭の完成と同時に飯塚市で「千鳥屋」を開店、千鳥饅頭や丸ボ…
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【大在(おおざい)エリア(大分市)】都市化が進むかつての海のり産地/子育て世代を中心として人口流入で小学校が新設
かつて大分県内有数の海のりの産地として栄えた大分市大在地区は、区画整理や大手企業の工場進出を契機に大きく変貌を遂げ、今では子育て世代に人気の住宅地として注目を集める。県全体で人口減少が進むなか、新たに小学校が開設されるなど、数少ない成長エリアの一つとなっている。 24年かけ区画整理事業完了 大在大橋無料化で往来活発 大分市はかつては緩やかな人口増を維持していたものの、2016年の47万8000人をピークに…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
災害民話/第4回 田結の里
長崎県庁新庁舎の建設 甚大な被害を招いた東日本大震災から間もない2016年に、長崎県庁新庁舎を長崎港最奥部に建設する計画が持ち上がった。しかし、長崎港は長い狭隘(きょうあい)な港。港外で津波が起これば港内の浸水波高は高くなり、港最奥部では大変な波高となるのは避けられそうにない。このようななかにあっても建設計画は進み、新庁舎は完成した。 過去、長崎で津波はなかったか。筆者の危惧は計画中から高まり、災…
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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
【Report 福岡空港】ビジネスマンの減少を補う 「推し活」と「インバウンド」
空港利用者増で売り上げ増 「推し活」向け商品も後押し お菓子メーカーにとって空の玄関口である空港も重要な「売り場」だ。特に年間約2700万人以上(2024年度)を誇る福岡空港はJR博多駅と並んで大きな位置を占める。 福岡空港国内線では同空港を運営する福岡国際空港(FIAC)の直営店舗「SOLAE(ソラエ)」をはじめ、JAL系列のJALUXエアポートが運営する「JAL PLAZA」、ANA系列の「ANA FESTA」、各お菓子メーカーの直営店…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年11月号
新大学構想【九州】私大新設は地方にとって福音か?/「武雄アジア大」は認可されるが学生確保など不安の声も
少子化の進行などで全国の私大の過半数が定員割れするなか、来春の開学に向けた新設大学の申請が全国で8校あった。今夏に文部科学省が九州で唯一認可を出したのが武雄アジア大(佐賀県武雄市)だが、多額の公費投入や地方に立地するが故の学生確保など、開学後の大学経営の安定的なかじ取りが求められている。 定員割れ私大3年連続過半 少子化の進行で淘汰不可避 今年8月、文部科学省(以下、文科省)は大学設置・学校法人…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年11月号
【西九州新幹線】建設財源スキームの破綻で新局面へ/佐賀県、長崎県、JR九州が国に解決策を求めることで一致
西九州新幹線が9月23日に開業3年を迎えた。累計758万人が利用し、在来線時の利用客数を上回っている。一方で武雄温泉駅から新鳥栖駅までのフル規格整備のめどは立っていない。8月に山口祥義佐賀県知事、大石賢吾長崎県知事、古宮洋二JR九州社長が会談し、国に解決策を求めることで一致した。現状の問題解決に向け、新たなフェーズに突入している。 西九州新幹線開業から3年 フル規格の全通求める長崎 8月29日、福岡市のアク…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年11月号
SCOPE【運輸業界】外国人ドライバー受け入れ本格化/佐賀県では全国初の官民一体となったモデル構築目指す
これまでは特定技能による外国人材の活用では、製造業や介護、建設業などが中心だったが、昨年、特定技能に新たに自動車運送業、鉄道などの4分野が追加された。特に、人的サービスを主体とする物流業界などの人手不足は顕著で、特定技能を運用した外国人ドライバーの登用など、その活用が九州でも進み始めている。 自動車運送業など追加に 日本の運転免許取得前提 自動車運送業に関して、外国人をトラックドライバーとして…
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本誌記事 エリアリポート
2025年11月号
【沖縄】官民が連帯して首里城復興を展開/来秋6年ぶりの「正殿完成」に向け仕掛け続々
2019年10月31日の被災から約6年。首里城(那覇市)は来秋の「正殿」完成に向け、着々と復元作業が進められている。被災をきっかけに官民がワンチームとなって、16年4月に被災した熊本城の再興をモデルに、復元工事の一般公開をはじめ、さまざまな「見せる復興」を展開している。首里城は今、次世代の新たな沖縄の歴史・文化、万国津梁(しんりょう)の象徴として生まれ変わろうとしている。 「復興基本計画」を策定 防火や観光…
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本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【旧諫早市エリア(長崎県諫早市)】企業誘致好調で新県都の呼び声も/造成する産業団地が次々と完売し15年で約30社進出
長崎県のへそに位置する諫早市は今年3月、合併して新市となり20周年を迎えた。同市は古くから県内における交通の要衝として発展、その利便性を生かした企業誘致は好調で、工業団地は次から次へと“完売” 状態となっている。2021年から人口の社会増が続いており、 長崎県南の軸となる中核都市として存在感を高めている。 4年連続で「社会増」に転じる 産業団地へ殺到する企業進出 諫早市は、特性の異なる三つの海と県下最大の…
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本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈如水庵〉インバウンド客にも大人気 年商1億超えのブランドに
昔から博多の商家の店先を飾る「お福さん」人形をモチーフに、2021年に発売したフルーツ大福の「おふく大福」。旬の果物と白あんを合わせ、筑紫平野の「ヒヨク米」を原料とする餅で、職人の手によって一つ一つ包まれている。丹波大納言を使用した「元祖」と大粒イチゴを使った「いちご」は通年で販売されているが、クリームチーズを使った創作大福のほか、柑橘類や和栗といった季節に合わせ厳選された旬の大福は常時6種類、年間…