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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
九州大相撲伝「福岡県古賀市出身の薄恕一(すすきじょいち)医師 大相撲後援者「タニマチ」のルーツ」
若い力士たちに物心両面の支援 角界には独特の隠語や符丁があって、たとえば平幕力士が横綱に勝って挙げる「金星」は「美女」の意味に使われ、「お米」は「お金」のこと。そして力士の後援者を意味する言葉が「タニマチ」。その由来となったのが1866(慶応2)年12月19日、筑前国糟屋郡席内(むしろうち)村(現在の福岡県古賀市筵内(むしろうち))に生まれた薄恕一という外科医師である。 彼は幼い頃、近くの谿雲寺(けい…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
寸談余話(1)リュウセイ・井上竜毅社長/ふくおかフィナンシャルグループ・武重太郎執行役員(DX推進本部長)/東レ・森實摂郎九州支店長
社員不足に困らない要因は地域密着経営と笑顔の職場環境 生鮮輸送や倉庫管理に特化した配送サービスからスタートしたリュウセイ(福岡市)は現在、事業で培ったノウハウを生かした経営の多面的展開に挑戦している。その背景には「多様な人材が活躍できる職場づくりに努めることが企業の成長につながる」という井上竜毅社長の思いがある。 同社の社員は、本社のほか福岡県内にある6事業所だけで約200人。人手不足に悩む企業は…
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本誌記事 特集・福岡
2025年07月号
【NextSTAY】不動産目線で地域共栄ホテル開発
不動産管理などの三好不動産グループでホテル運営代行などを手掛けるNextSTAY(ネクストステイ、福岡市)は、“不動産目線”のホテル投資を支援し、運営も請け負う事業を展開している。運営ホテル数は九州を中心に約50カ所。笠清太社長は「地域に人流や商流を生む“共存共栄型”ホテル」を掲げる。 3月唐津に新ホテル開業 大手住宅メーカーと協業 今年3月、佐賀県唐津市に、NextSTAY直営の新ホテル「ナインステイツ唐津」が開業…
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本誌記事 テーマリポート
2025年07月号
【農業】深化するフードアイランドの役割/「基幹産業」の位置付け変わらず国内でも高い存在感
農業が九州の基幹産業という位置付けは、2000年に入って以降、変わらない。農業産出額は全国の約2割を占め、県内総生産の産業別割合も農業のウエイトが高い。高齢化などを理由に農業離れが進む一方、建設業や食品業を中心に地場企業が参入し九州農業を支えている。農水産物・食品の輸出は着実に増えている。 国内の農業産出額2割維持 多品目をバランス良く生産 九州農政局の「生産農業所得統計」によれば、2023年の九州にお…
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本誌記事 特集・福岡
2025年07月号
【井浦商会】バス機器商社が不動産開発で異彩
ワンマンバス用の機器・部材の卸売やメンテナンス、不動産事業などを展開する井浦商会(福岡市)は1962年の創業以来、福岡を拠点に街のインフラを支える企業として、九州全域に事業を展開している。「街の発展・成長に寄与する」を経営理念に今年もさらなる地域貢献を目指す。 「タッチ決済」も取り扱い 不動産も福岡中心に60棟 井浦商会は1962年10月、井浦信之社長の祖父である井浦五郎氏が車用内装材の専門商社として創業…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
refresh/川島 英広 マルタイ 社長
「一番のごちそう」 昔から、おいしい料理を探して食べることが好きで、今では週末に家族へ手料理を振る舞うことが、リフレッシュ法になっている。きっかけは、子どもたちが幼かった頃のキャンプ。毎年欠かさず、私の故郷である福岡の八女や、熊本の阿蘇方面へ家族で出かけていた。たき火を囲みながら、焼きそばなどの男料理を作ることがわが家の恒例行事だった。その楽しさがいつしか日常にも広がり、週末には自宅のキッチン…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
OH!ニッポン「溶解する『保守』と『リベラル』」
「保守」と「リベラル」は、政党や政治家を分類する際の基準として広く用いられている。しかし、あらためて「保守とは何か」「リベラルとは何か」と問われると、多くの人は答えに窮する。理由は、はっきりしている。わが国において近年、「保守」と「リベラル」の線引きが急速に薄れ、政治イデオロギーとしての両者が溶解しているからである。 今日、「保守政党」を標榜(ぼう)するのは自民党だが、その党にあっても「保守」…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
寸談余話(2)長谷工コミュニティ九州・田中克彦社長/日鉄興和不動産九州支店・茂見匡泰支店長/横河システム建築・谷口賢俊所長
労働集約型の管理業務に変化も デジタルの活用などで模索続く 長谷工グループとして、九州を地盤に約2万6000戸もの分譲マンションの管理業務などを展開する長谷工コミュニティ九州(福岡市)。4月に就任した田中克彦社長は九州は初めての赴任となる。早速、福岡市のにぎわいが印象に残ったようで「インバウンドを含めて人が多く行き交うなど街に活気がある」と驚くとともに「熊本県を中心とした半導体産業の集積など、九州経済…
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本誌記事 特集・福岡
2025年07月号
【天国社ホールディングス】福岡市東区に天国社 和白会館を新設
福岡市内を中心に6カ所の会館で、葬祭とその関連事業を手がける天国社ホールディングス(福岡市)は、今年12月に同市東区に同区初となる「天国社 和白会館」を新設する予定だ。市内最多の人口約34万人を抱えるベッドタウンで、成長する街を支えるサービスを拡充していく。 和白駅から徒歩約10分 大中小の3ホールで構成 「天国社 和白会館」は、約1764平方メートルの敷地に、2階建て延べ床面積約763平方メートルの建物で、参…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
あの日あの頃/「人との出会い」は常に自分の学びに
私は、福岡県北九州市出身で、大学卒業後の1989年に安田生命(現・明治安田生命)へ入社した。振り返れば、これまで多くの出会いに恵まれ、出会った方々から学び、日々の仕事に取り入れてきた。 最初の配属先は福岡支社だった。福岡支社では保険業務をはじめ、仕事に関わる知識やスキルを学んだ。その後は94年に東京の銀座支社営業第三課課長の配属となった。銀座支社の担当は大手企業や中小企業が混在する都市型市場で、私が…