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本誌記事 業界・地域リポート
2025年07月号
動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(38) 手技に加えIoTで麹(こうじ)造り極める/コロナ禍を機に誰もが生産管理できる仕組みを模索
日本酒「繁桝(しげます)」で知られる高橋商店(福岡県八女市)は、創業以来、昔ながらの製法にこだわった伝統的な酒造りを続けてきた。近年のコロナ禍をきっかけに、そうした伝統への姿勢をさらに強め、特に日本酒の味を左右する「麹」造りの継承に力を入れている。蔵人(くらびと)などの担い手を確保・育成しながら、IOT(モノのインターネット化)技術なども取り入れ、伝統と革新を融合させた酒造りに取り組んでいる。 職…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2025年07月号
〈福岡〉九電工の社名10月から「KRAFTIA」へ
九電工(福岡市)は4月末、今年6月の定時株主総会で定款の一部変更の承認を経て、10月1日付で新社名を「クラフティア(英語表記・KRAFTIA CORPORATION)」に変更すると発表した。字体とロゴマークは現在、検討が進められている。 会見で石橋和幸社長は社名変更の理由を「業容拡大に向けた事業展開と社名が合わなくなってきたことに、創立80周年と本社移転という節目が重なったため」と説明。その上で「これまで共に働いてきた…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2025年07月号
新トップの風貌/三井物産 九州支社長 三井 高輝氏
「九州・沖縄は高い成長性を感じさせるエリア。当社の総合力を発揮し、地元企業と共に発展に貢献」 三井物産を就職先に選んだのは「海外志向で、0から1を生み出す創造的な仕事がしたかったから」。願い通り、入社4年目から新興国向けの通信プラント事業に携わり、インド・ボンベイ(現ムンバイ)事務所に赴いた。その後、出向などを経て金融部門へ転じ、三井物産有限公司金融市場部長として北京や上海にも赴任した。通信事業、…
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本誌記事 目次
2025年07月号
2025年07月号
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本誌記事 グラフ
2025年07月号
Kyushu PHOTOGRAPH「茜(あかね)色に染まる東シナ海の夕景」
熊本県の天草西海岸地域は、東シナ海に沈む美しい夕日を見ることができる絶好の夕日観賞スポット。かつてこの地域を訪れた北原白秋や与謝野鉄幹も、景色に感動して歌を詠んでいる。大小合わせて29の瀬が点在する下田海岸は、特に夕景が優れた「天草夕陽(ゆうひ)八景」の一つ。春から秋にかけて磯遊びが楽しめるほか、絶好の釣りスポットも多く1年を通して釣り客でにぎわう。多くの人が思わず足を止める風景が、通称「えぼし瀬…
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本誌記事 エリアリポート
2025年07月号
【大分】大分市陸上競技場改修に熱い視線/県内で相次ぐTKPの公共施設への「大型投資」
老朽化が問題視されている大分市営陸上競技場について、大分市が今後のあり方について検討を行う中、早くも全国で会議室レンタル事業を展開するティーケーピー(東京)が意欲を示していることが話題を集めている。一方、大分県別府市でも、市が管理する上人ヶ浜(しょうにんがはま)公園の再整備事業にも参画するなど、同社の公共施設を活用した新たな投資計画が注目される。 求められる老朽化対策 TKP整備に意欲示す 今年4…
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本誌記事 TOPINTERVIEW
2025年07月号
服部 誠太郎 福岡県知事「産業の新たなエコシステムを構築し、日本の発展をリードしていく県へ」
3月に実施された福岡県知事選挙で現職の服部誠太郎氏が圧倒的支持を得て再選を果たした。1期目はコロナ禍の中で故・小川洋前知事退任に伴う選挙という非常時であり、県庁プロパーとして行政の現場を担ってきた服部氏にかじ取りが任された。今回は1期目と異なり、平時における県政運営が本格化する中、発展戦略をいかに描き、実現させていくのかという真価が問われる。同氏に2期目への意気込みを聞いた。 聞き手/本誌社長 山口 …
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年07月号
Focus Okinawa【観光目的税】都道府県初の定率税導入に黄信号/「議論が不十分」という玉城知事に関係者らは猛反発
沖縄県が都道府県レベルでは全国初の導入を目指す定率税の法定外目的税「観光目的税」の議論に急ブレーキがかかった。ブレーキを踏んだのは玉城デニー知事で、「十分に議論が尽くされていない」というのが主な理由。2007年に始まり、多くの関係者が丹念に議論を重ねてきたが、目標とする2026年導入に黄信号がともっている。 「これまでの頑張り」を 停滞させた知事の発言 「多くの関係者の理解と協力を得ながらここまで頑張…
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本誌記事 特集・福岡
2025年07月号
【福岡エリア】福岡都心に高規格ビル続々と出現/福岡空港「第2滑走路」運用開始、国際線施設を拡張
福岡都心の都市機能が大きく向上している。2大繁華街、天神と博多駅周辺の両地区では、「天神ビッグバン」などによる再開発が進み、このほど開業した「ワンビル」に象徴される高規格ビルが続々と出現。両地区と市営地下鉄でつながる福岡空港では、第2滑走路の運用が始まるなどしている。 新たな顔「ワンビル」開業 スタートアップ拠点も 福岡市のビル建て替え促進プロジェクト「天神ビッグバン」を象徴する再開発ビル「ワン・…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年07月号
Next九州・沖縄【データセンター】外資系ファンドも福岡県に熱視線/安い電気料金、再エネ普及、低い地震リスクで「最適地」
国内でデータセンター(DC)が急拡大している。かつて首都圏や関西圏を中心に展開されていたが、今、注目されているのは北海道と九州北部、なかでも福岡県だ。DCの地方分散を促す国の補助金だけでなく、災害リスクの少なさや安定的な電力の確保が可能といったファンダメンタル的理由が、福岡進出の後押しとなっている。 国内でDCの建設ラッシュ クラウドやAIが拍車に そもそもデータセンターとは何かをおさらいしておく。郊…