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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【OKINAWA/ジャングリア】悲願のテーマパーク14年越し実現/県北「脱・素通り観光」に期待高まるが交通渋滞の不安も
沖縄本島北部の今帰仁村(なきじんそん)と名護市にまたがる「オリオン嵐山ゴルフ倶楽部」跡地に7月25日、豊かな自然を生かしたテーマパーク「JANGLIA(ジャングリア)」が開業する。事業を主導するのはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市、以下、USJ)の再生を手掛けた森岡毅氏が代表を務めるコンサルティング会社「刀」(大阪市)だ。 高品質な施設の開業により 南国リゾート需要取り込む ジャングリアは、興奮や…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【MIYAZAKI/ひなたメドレータウン】国スポ開催を機に新・交流拠点形成/新たな拠点整備でJR宮崎駅を起点に「回遊性」向上へ
2027年に宮崎県内で開催予定の「日本のひなた宮崎 国スポ・障スポ」に向け、会場となる県営プールが刷新された。それに伴い、余剰となった県有地には収益施設が並ぶ。宮崎大の一部教育・研究機能が移転し、今年から開講したほか、来年には地元放送局の宮崎放送(MRT)が移転し、10月に開局する。 前回から48年ぶりの県開催 落札したのは鹿島グループ JR宮崎駅(宮崎市)から北へ徒歩10分ほどの場所、錦本町にある広さ約6万…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【OITA/豊予海峡ルート】新幹線整備とセットで議論活発化/新たな広域交通ネットワーク「実現には高いハードル」
50年以上前に初めて構想が打ち出された大分県と愛媛県を結ぶ「豊予海峡ルート」は、推進派知事の誕生や頻発する災害対策の必要性を背景に、整備に向けた議論が活発化している。一方、最大約3兆2400億円におよぶ整備費など解決すべき課題があり、実現には高いハードルが立ちはだかっている。 財政難を理由に計画は凍結 佐藤知事誕生で新たな動き 大分県内で「豊予海峡ルート構想」の議論が、約20年ぶりに再燃している。2023…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【SAGA/西九州新幹線】不透明感が増す未着工区間の行方/全線でのフル規格化を急ぐ国と佐賀県との「溝深く」
2022年9月に開業した西九州新幹線は、“実質的”に部分開業という位置付けだ。佐賀県の新鳥栖駅から武雄温泉駅間は国と佐賀県で協議中で、未着工のままである。在来線を活用するフリーゲージトレイン(FGT)導入断念により、フル規格化を目指す国と在来線利用以外に同意していない佐賀県との溝は深く、一向に進展していない。 FGT断念から国への不信 フル規格化に佐賀県は反発 22年9月に武雄温泉駅から長崎駅間で開業した西九…
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本誌記事 テーマリポート
2025年05月号
【FUKUOKA/福岡空港】鍵は発着枠拡大とにぎわいの創出/商業フロア拡大でさらなる「空港利用」増を見込む
日本有数の利便性を誇る福岡空港は、インバウンドをはじめ、多くの利用客でにぎわう。3月には第2滑走路の運用が開始され、同空港の管理運営などを手がける福岡国際空港(福岡市、以下、FIAC)は新たに国内線側に複合施設建設の計画を発表。同社は九州の空の玄関口とともに、地域のにぎわい拠点として同空港を発展させようとしている。 国内線ビル前に複合施設計画 特徴は商業と交通機能の集約 FIACは3月、同空港の国内線タ…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年04月号
Radar
JR博多駅近くに初の物件紹介店舗/グリード 投資用新築アパートの企画・販売や管理・運営などを手掛けるグリード(福岡市)が2月、初となる物件紹介の店舗をJR博多駅(同)の近くに開業した。店舗の名称は「ばりよかルーム博多駅前店」で、同社が取り扱う物件だけでなく、他社の物件も紹介する。投資家が常時、満室の状態で物件を経営できるようにするためには、個人への紹介店舗が必要とのことで、開業に至ったという。 齋…
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本誌記事 特集・沖縄観光
2025年04月号
REPORT(3)《将来を見据えた動き》本島の「一体的発展」目指して描いた成長戦略
沖縄では経済界を中心に、関係する基礎自治体との密な連携を通じた発展戦略が描かれ、具体的実現に向けた動きが進む。例えば、昨年8月に発足した「GW2050PROJCTS」(ゲートウェイ2050プロジェクツ)は、大胆性と柔軟性を併せ持った事業の展開が図られている。 「価値創造重要拠点」 4エリア一体的に開発 「GW2050PROJECTS」は「世界に開かれたゲートウェイとして、世界と日本をつなぐ2050年の沖縄を描く」ことを将来像に設…
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本誌記事 特集・沖縄観光
2025年04月号
KEYPERSON/中村 聡 那覇セントラルホテル社長
Q)“三方よし”を実現する観光目的税とは 観光振興財源として 理解を深める努力を 沖縄県は、観光目的税の導入に必要な関連条例案の2月定例会への提出を見送った。域外からの観光客だけでなく県民も一律に課税対象とする案に対して、離島自治体から免除を求める声が多いことに配慮した判断だと聞いている。県は、予定する2026年度中の導入は可能と主張するが今後、どのように関係者の理解を深めていくのか注目したい。実現に向…
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本誌記事 エリアリポート
2025年04月号
【長崎】順調なMICE誘致の強みと課題/売りはアクセスの良さと「長崎らしいストーリー」
2021年11月にJR長崎駅近くに「出島メッセ長崎」が開業して以来、長崎市は堅調にMICEの開催件数を伸ばしている。国内のイベントだけでなく、大規模な国際学会も開催され、海外からの参加者も増えている。また、昨年10月に「長崎スタジアムシティ」が開業したことで、開催会場も多様になっている。課題は経済効果をどのようにまちなかに波及していくかだ。 目標上回る開催件数 日本初の国際会議も 今年1月28日から30日までの3…
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本誌記事 テーマリポート
2025年04月号
【大分】地震や水害を想定し都市機能強化/「DX活用」で期待される災害リスクへの軽減化
大分県や各自治体は、毎年各地で繰り返し発生する自然災害に対応するため、過去の経験を教訓にハード・ソフトの両面から防災対策の取り組みを加速させている。一方で、対策実施には巨額の整備費用を要するため、関係する地域住民の十分な理解が必要であるなど課題も浮き彫りとなっている。 南海トラフ発生確率が80%に 佐伯に県内唯一の津波タワー 大分県も巨大地震や津波、豪雨など、さまざまな自然災害のリスクを抱えてい…