熊本地震の影響を受ける地場半導体関連工場

TSMC(台湾積体電路製造)第1工場=熊本県菊陽町

 28日に熊本県で発生した震度7の地震で半導体関連機器の製造工場への影響が続いている。
 報道機関がリリースした情報をまとめると、菊陽町に立地するTSMC(台湾積体電路製造)の第1工場では最大震度5強を観測し、同工場で働く従業員が屋外に一時退避したと発表。建設中の第2工場は地震の影響は受けていないが、余震の可能性を踏まえ一部工事を中止している。
 ソニーセミコンダクタソリューションズは地震発生直後、菊陽町にある画像センサー工場の稼働を停止した。建屋や製造設備の被害状況の確認を進めている。また、合志市に立地する稼働前の第2工場については、建屋と設備に影響がないことを確認している。
 ルネサスエレクトロニクスは、車載半導体などを生産する川尻工場(熊本市)と錦工場(熊本県錦町)で操業を停止している。壁面にひび割れや漏水、天井パネルの落下などが確認されており、生産設備や生産途中の製品の調査を進めている。
 三菱電機は、菊池市と合志市の半導体工場で操業停止している。両工場では電力制御を担うパワー半導体を製造している。建屋や設備に影響は現時点でみられないが、従業員による安全確認が続いている。