農林水産物「輸出額」が過去最高

 鹿児島県は7月24日、2025年度の農林水産物の輸出額が前年度比24%増の584億円だったと発表した。県が独自に集計を始めた11年度以降、5年連続で過去最高を更新した。日本食ブームや円安が追い風となり、茶や牛肉、養殖ブリなどが好調だった。
 部門別では、農産物が同56%増の約115億円、畜産物は同11%増の約195億円、林産物は同1%増の約48億円、水産物は同30%増の約226億円だった。茶は世界的な抹茶ブームに伴う価格上昇で同64%増の103億円、牛肉は同11%増の190億円、養殖ブリは同32%増の196億円と、いずれも大幅に増加。輸出先別では、米国が同31%増の310億円で全体の半分以上を占めた。欧州連合(EU)向けが同22%増の58億円。アジアでは台湾や香港、シンガポール、ベトナムなどが伸びたが、中国とタイは微減となった。
 県の次期輸出拡大ビジョンでは、30年度に農林水産物を785億円に増やすほか、酒や菓子、黒酢など加工食品との合計で800億円にする目標を掲げている。