鉄道廃止、路線バス転換を決定

 経営難が続く第三セクター「平成筑豊鉄道」(福岡県福智町)の今後のあり方を検討してきた県の法定協議会は3月25日、鉄道を廃止し路線バスに転換することを決めた。法定協は2026年度早期に路線バスを前提とした地域公共交通計画を策定する。鉄道の廃止時期や路線バスのルート、事業主体については今後詰める。
 平成筑豊鉄道は国鉄民営化後の1989年に開業。福岡県の田川、直方、行橋の3市を結ぶ3路線(約49キロ)などを運行するが、沿線人口の減少などによる利用客減で赤字が続き、沿線自治体などの補助金で存続してきた。24年10月に沿線9市町村が、地域公共交通活性化再生法に基づく法定協の設置を県に要請。法定協は「路線バスへの転換」「鉄道維持」「バス高速輸送システム(BRT)」の3案を検討。路線バスへの転換が今後30年間の赤字額が110億円と最も少なかった。