五島沖「浮体式洋上風力」稼働
2026年01月07日
戸田建設など
戸田建設(東京)などは1月5日、長崎県五島市沖の浮体式洋上風力発電所「五島洋上ウィンドファーム」が商用運転を始めたと発表した。風車8基の出力は計1万6800キロワットで、一般家庭約1万4400世帯の1年間の消費電力に相当する。同発電所は再生エネルギー海域利用法に基づき、公募占用計画の認定を受けた国内第1号の案件。複数基による浮体式の商用化は国内初となる。
同発電所には戸田建設のほか、ENEOSリニューアブル・エナジー(東京)、大阪ガス(大阪市)、INPEX(東京)、関西電力(大阪市)、中部電力(名古屋市)が参画。浮体上部に鋼、浮体下部にコンクリートを採用したハイブリッドスパー型浮体構造で、戸田建設が設計から施工まで担当。風車を支える構造部に不具合が見つかり、運転開始は当初の計画から2年遅れた。浮体式は風車の土台を海底に固定しないため、深い海域でも設置できるメリットがある。建設には地元企業も参画しており、発電した電気は地域の小売電気事業者に優先して供給する。


