家電の「ツインバード」にTOB

 通販大手のジャパネットホールディングス(HD、長崎県佐世保市)は6月19日、東京証券取引所スタンダード市場に上場している家電メーカーのツインバード(新潟県燕市)の完全子会社化を目指し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。ツインバードの取締役の賛同が前提で、敵対的買収ではないとしている。
 TOBの開始時期は10月下旬をめどとしている。買い付け価格は1株当たり800円で、6月19日の終値(391円)の2倍強に当たる。全株取得した場合の総額は約87億円となる。ツインバードは1962年設立。2026年2月期の売上高は前期比10.5%減の89億円、最終損益は12億円の赤字。ジャパネットHDの25年12月期の売上高は2908億円で、主力は家電の通販。高い技術力を持つツインバードを傘下に収めることで家電の販売拡大につなげたい考え。
 ジャパネットHDは今年2月にツインバードに対し完全子会社化を提案し、資本業務提携を軸に両社で検討を進めていた。しかし、3月にツインバードから資本構成の変更には応じられないとの回答があったという。ジャパネットHDは、ツインバードの賛同が得られなければTOBの提案は取り下げるとしている。