内モンゴルの列車に「ロボット乗務員」乗車
2026年02月27日
【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第348回)
『人民日報』2026年2月26日付6面に「長距離列車にロボット乗務員が登場(慢火車来了机器人乗務員)」という記事が掲載されました。これによれば、春節の期間に内モンゴル自治区ハイラル駅から根河市の満帰(マングイ)駅までの長距離列車に、ロボット乗務員が導入されたということです。このロボット乗務員は、「小鉄(シャオティエ、鉄ちゃん)」という名前で、荷物や水を運び、会話をしたり歌を歌ったりすることもできるそうです。小鉄が乗った列車では、走行中に小鉄を囲んだ車内交流会を行い、小鉄も歌を歌い、乗客は歓声を上げたことが紹介されています。
今回、小鉄をこの列車に「乗車させた」理由については「山奥の村人たちにもテクノロジーの恩恵を味わってもらいたかったからだ」と説明されています。今後、中国の鉄道では、どれくらいの規模でこのロボット乗務員が「乗車」するのか明らかではありませんが、中国のロボット技術を象徴する報道と言えるでしょう。
●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。


