「ジェットフォイル」新造契約を締結
2025年11月25日
九州郵船
九州郵船(福岡市)は21日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共同発注で、川崎重工業と高速船「ジェットフォイル」の新船の建造計画を締結した。現在、博多港ー長崎県の壱岐・対馬を結ぶ航路に就航している高速船「ヴィーナス2」の老朽化に伴う後継船となり、2029年6月に完成予定。今回の新造船は、1991年に就航した「ヴィーナス」以来となる。
全長27.4メートルで、旅客定員は252人。建造費は約80億円で、国と長崎県、壱岐、対馬両市で計約40億円を負担する。当初は昨年度中にも契約する予定だったが、関係者間の調整が続き遅れていた。九州郵船の竹永健二郎社長は「無事に契約を締結することができてほっとしている。今後も地域の足を存続するために努力していく」と話している。


