企業の「リファラル採用」広がる
2026年08月03日
東京商工リサーチ「採用に関するアンケート調査」
人手不足やAI(人工知能)・DX(デジタルトランスフォーメーション)の普及で転職市場の活況が続くなか、東京商工リサーチは企業の採用に関するアンケート調査の結果を発表した。従業員の定着率が高い採用方法(回答534社)は、最多の「大差ない」(38.3%)を除くと「リファラル採用」(社員が紹介)が22.6%で最も多かった。リファラル採用を取り入れている大企業は69.5%、中小企業は57.4%と過半数を超えた。
近年は「アルムナイ採用」(退職者の再雇用)も広がっており、リファラル採用と両方を取り入れている企業は32.3%だった。一方、従業員の定着率が低い採用方法は「大差ない」(47.5%)を除くと、「ハローワークを通じた中途採用」(15.9%)が最多。「新卒採用」(14.9%)、「転職エージェントからの紹介」(9.9%)、「会社HPや採用広告を通じた中途採用」(8.5%)の順だった。
リファラル採用に至った場合、紹介者の社員への報酬は「支払っていない」が43.5%で最多。「1〜10万円未満」が22.5%、「明確な規定はない」が20.0%、「10万〜20万円未満」が9.5%、「20万〜30万円未満」が3.0%と続く。
採用方法が多様化し、人手不足と人件費が上昇するなか、企業は自社の成長戦略に合わせた採用方法を選択し、社員の能力や個性を最大限に導き出す戦略を問われている。


