「博多工場」売却益350億円

アサヒビール博多工場(福岡市博多区)

 アサヒグループホールディングス(東京)は7月8日、アサヒビール博多工場(福岡市博多区)の敷地の売却益が約350億円だったと発表した。博多工場はJR竹下駅近くに位置し、敷地面積は約12万6200平方メートル。2029年に新設予定の鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)への移転に向け、4月27日にJR九州(福岡市)と日鉄興和不動産(東京)、JA三井リース九州(福岡市)の企業グループに土地を売却した。売却額は明らかにしていない。
 博多工場は1921(大正10)年に操業開始。アサヒビールは生産能力の増強を目的に鳥栖市への移転を決めた。土地売却後も賃貸借契約に基づき、博多工場の操業は続けている。工場跡地を巡っては、福岡市が敷地の一部を小中学校用地として確保するよう求めており、市とJR九州などが協議を進める見通し。児童・生徒の増加に伴い、工場近くの学校では31学級以上の「過大規模校」の状態が続いている。