インドに「賃貸オフィスビル」
2025年10月07日
西日本鉄道

西日本鉄道(福岡市)は10月6日、インド西部のムンバイで賃貸オフィスビルの開発事業に参画すると発表した。同社が海外で賃貸オフィスビルの開発に参画するのは初めて。同社は海外不動産事業での収益拡大を重点戦略に位置づけており、今後も経済成長が見込まれるインドで事業拡大を目指す。
建設するビルは地上12階、地下4階建てで、延べ床面積は約2万8800平方メートル。12月に着工し、2029年6月の完成を予定する。西鉄のほか、不動産投資の玄海キャピタルマネジメント(福岡市)のシンガポールの海外子会社、インドの不動産大手ルンワン・エンタープライズが参画する。ムンバイの人口は約2200万人。建設地はビジネス街の中心地に近く、大規模再開発が予定されるエリアにも隣接する。西鉄は東南アジアや米国での住宅開発やタイ・バンコクでのホテル事業も手掛けている。