デジタル関連企業を子会社化

鹿児島銀行本店(鹿児島市)

 九州フィナンシャルグループ(FG)傘下の鹿児島銀行(鹿児島市)は6月10日、デジタル関連企業のパステムソリューションズ(同市)を完全子会社化すると発表した。少子高齢化や過疎化が地域経済の重要課題となる中、取引先の企業や自治体、学校のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しする。
 銀行が他業種に5%超の出資を認める「銀行業高度化等会社」制度を利用。当局の認可を待って10月以降にパステムの株式を100%取得する予定。同行として初の取り組みで、買収額は非公表。パステムは1989年設立。2024年6月期の売上高は27億円。九州FGの子会社には肥後銀行系の九州デジタルソリューションズ(熊本市)もあるが、新たにパステムを傘下に加える。