財界九州ONLINE本誌記事のみを対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 エリアリポート
2025年11月号
【熊本】八代市長に元副知事の小野泰輔氏/「完全無所属」が奏功し12年ぶりに非自民系が勝利
8月31日投開票の八代市長選で、4期目を目指した現職の中村博生(ひろお)氏(66)が、元副知事で衆院議員も務めた無所属新人の小野泰輔氏(51)に大差で敗れる波乱があった。保守王国の熊本で、現職を推薦した自公には大きな痛手となった。当初、流れは現職の4選に傾いていたが、市政の問題点を暴露するYouTube番組も飛び出し、後半の小野氏出馬で事態が動いた。 1万5000票の大差 横たわる「南北問題」 今回の八代市長選の…
-
本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【牛肉】ライバル多いが高品質徐々に浸透/米国産が減少傾向で「日本産の需要」は着実に拡大
大半の日本産牛肉の産地にとって、米国は上位の輸出相手国だ。生産農家や加工業者、各自治体は、二転三転する日米両政府の交渉に翻弄されながらも、引き続き市場や販路の開拓に努めてきた。米国内では生産量の減少が続く半面、質の高い牛肉への需要が高まる追い風を生かした取り組みが今後ますます大切になる。 不安と戸惑いを抱えながら 輸出量は昨年を上回り推移 9月4日に発令された大統領令によって最恵国(MFN)税率が1…
-
本誌記事 特集・オフィスビル
2025年11月号
【アルコム】防犯カメラのEC販売で業界最大手 地域を見守る目として社会に貢献
6月に創業初のトップ交代 今年で設立22年目を迎えるアルコム(福岡市)。防犯・監視カメラのEC専門販売を行う同社は、「世の中から犯罪をなくしたい」という思いから2001年の創業以来、地域の安心・安全、人々の大切な生活を見守る「目」として着実に実績と信頼を積み重ね、全国で事業成長を続けている。今年6月には創業以来初めての社長交代も行われ「転換期」を迎えた。長年、高いリーダーシップで同社の急成長をけん引して…
-
本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
〈もち吉〉日本相撲協会100周年で 「決まり手煎餅」が10月発売
「日本相撲協会」設立100周年の今年、サステナビリティパートナーであるもち吉は、相撲の決まり手“八十二手”を個包装にデザインした「決まり手煎餅」を10月7日に発売した。決まり手の全てが掲載された「決まり手帖」、相撲の力強さを表現し、素材に日本製鉄のCO2削減素材(GXスチール)「NSカーボレックス・ニュートラル」を使用したブリキ缶(スチール缶)など、相撲の世界観やもち吉のこだわりが随所にみられる逸品となってい…
-
本誌記事 特集・お菓子
2025年11月号
郷土で愛され 観光客に注目される 各地の銘菓
多くの観光客が九州を訪れ、インバウンドも九州のお菓子に注目している。また、JR博多駅などでは新企画も開催され、盛り上がりを見せる。本特集では、駅におけるお土産売り場の動向とともに、地域の歴史や特色を表すお菓子メーカー各社の動向や商品を取り上げる。
-
本誌記事 特集・オフィスビル
2025年11月号
【アスコット】都会的で重厚感あり、環境配慮のAUSPICE福岡天神は残り2区画
天神駅から徒歩4分 分譲・賃貸マンションや商業ビル、物流施設など幅広い物件を手掛けるデベロッパーのアスコット(東京)。青山や赤坂、表参道など都心の一等地で展開される同社のオフィスビルブランド「AUSPICE(オースピス)」が昨年7月、福岡市に誕生した。名称は「オースピス福岡天神」で、場所は市地下鉄空港線「天神駅」から徒歩約5分の天神4丁目。日本銀行福岡支店のすぐそばで、オフィスが集積するエリアの一角にある…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年11月号
KAIL/西日本シティ銀行常務 小湊真美氏(7期)/ワールドシェアセリング 営業部長 村上 翔一氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋(せっさ)琢磨(たくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へ…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2025年11月号
【INSIDE OUT〈日産自動車〉】頭脳進出で苅田マザー工場化が加速/日産G設計会社が神奈川県から京築地域への移転を模索
日産自動車の追浜(おっぱま)工場(神奈川県横須賀市)が閉鎖され、車両生産を日産自動車九州(福岡県苅田町)に移管することを受けて、福岡県や北九州市などは受け入れ体制の整備に乗り出す。一方、苅田町などの京築地域は、表面的には静けさが漂うが、水面下では苅田の「マザー工場化」ともいえる頭脳拠点の移転の動きも見え隠れしている。 周辺は受け入れ体制整備も 企業進出や移住規模読めず 嵐の前の静けさなのか─。2…
-
本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2025年11月号
〈産業廃棄物〉「関西の大手」が買収で九州進出を本格化
今年8月、北九州市門司区にある産業廃棄物や汚染土壌の最終処分事業を展開しているスカラベサクレ(北九州市)を、廃棄物処理の大栄環境グループ(本部・神戸市)が約440億円で買収した。スカラベ社は、1994年に設立され、北九州市で採石場運営、採石・石材製造などで知られるヤナイグループが運営していたもので、北九州市内で管理型最終処分場2カ所を運営、計880万立方メートルの許可容量を有する。専用バースを備え、海上輸…
-
本誌記事 テーマリポート
2025年11月号
【総論】高関税政策で握る世界の経済覇権/自動車や食品など北米輸出の多い九州経済へも影響か
米国のトランプ大統領による高関税政策は、世界経済の不透明感を強めている。日米交渉で自動車などの相互関税は15%に引き下げられたが、まだ交渉中の産業も残っており予断を許さない。九州は自動車産業をはじめ、米国への輸出産業も少なくない。経済への影響は読めない中、リスク回避の動きが加速する可能性もある。 一過性ではないトランプ関税 関税は15%も大幅な引き上げ トランプ米政権の一方的な通告による高関税政策…