九州最大級「キャンプ場」来春開業
2025年10月22日
吉野ケ里歴史公園
佐賀県などは10月17日、吉野ケ里歴史公園(同県神埼市、吉野ケ里町)に宿泊施設を含む体験型複合施設「スノーピーク グラウンズ吉野ヶ里」が来年3月から順次開業すると発表した。九州最大級のキャンプ場(160サイト)、弥生時代の建物をイメージした宿泊施設のほか、無料の複合施設内にレストランなどが出店する。
キャンプ場は、ソロからファミリー、グループまで利用できる。手ぶらプランや日帰りプランも用意し、地元食材を生かしたバーベキューなども提供する予定。物見櫓(やぐら)をイメージしたコテージ(3棟)、竪穴住居をモチーフにしたキャビン(6棟)も設ける。複合施設には、スノーピーク(新潟県三条市)のキャンプ用品店、地元の「みつせ鶏」を使ったレストラン、スターバックスコーヒーが出店する。
県は同公園の来場者の増加に向け、民間の資金やノウハウを活用して公園を整備する「公募設置管理制度」を採用。アウトドアメーカーのスノーピークとワークヴィジョンズ(東京)、大洋建設(佐賀市)の共同体が運営する。県の整備費は約30億円。


