「熊本—高雄」8月から週4往復に

熊本空港(熊本県益城町)

 台湾のチャイナエアライン(中華航空)は6月10日、熊本—高雄線を8月3日から週4往復に増便すると発表した。現在は週3往復(月、水、土曜)している。搭乗率が8割超と好調なことから、夏ダイヤから日曜の1往復を新たに運航する。10月26日以降の冬ダイヤでも週4往復を続ける見通し。
 チャイナエアラインは、コロナ禍で2020年2月から運休していた熊本—高雄線を今年2月に再開。TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出に伴う需要拡大に加え、県内からの海外旅行客も好調だという。熊本空港の国際線は現在、台湾の台北と高雄、韓国のソウルと釜山、香港を結ぶ5路線。7月には中国東方航空が上海を結ぶ定期便を就航予定。今回の高雄線の増便で、8月以降の国際線は6路線で週42便となる。
 一方、香港航空は7〜10月の熊本—香港線の全便を欠航することを決めた。12日に県が同社から連絡を受けたという。同社はほかに、鹿児島—香港線を7〜10月、名古屋—香港線も9〜10月に全便の欠航を予定している。