鹿児島に「大型データ拠点」計画

中華開発資本、信越科学産業などの関係者

 台湾の大手投資会社である中華開発資本(CDIBキャピタルグループ)などは9月30日、鹿児島県薩摩川内市に国内最大級のAI(人工知能)向けのデータセンターを整備する計画を発表した。電力供給のメドがつき、許認可などの手続きが進めば早期に着工するという。
 建設場所は、九州電力などが火力発電所跡地に設立した「サーキュラーパーク九州」の敷地内。循環型社会づくりに取り組む同社との事業連携についても検討を進める。センターの規模を示す総受電容量は初期段階で350メガワット規模とする見込み。AIデータセンター事業を手掛ける信越科学産業(長野市)と共同で、建設に向けた新会社設立の手続きを進めている。