「ザ・リッツ・カールトン福岡」運営に参画

ザ・リッツ・カールトン福岡が入居する「福岡大名ガーデンシティ」(福岡市)

 九州電力(福岡市)は11月28日、高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」(福岡市中央区)を投資対象とする不動産ファンドに出資したと発表した。出資額は非公表。九電が高級ホテル事業に参画するのは初めて。資産運用を通じた収益の拡大を目指すとともに、高級ホテルに関する知見を蓄積する。
 ザ・リッツ・カールトン福岡は2023年6月、大名小跡地を再開発した大型複合ビル「福岡大名ガーデンシティ」(地上25階、地下1階)内に開業。18〜24階などに入居し、客室数は167室。不動産ファンドはSMBC信託銀行(東京)が設立し、九電やSMBCグループが出資。ホテル部分の運用収益が得られる信託受益権をカナダ系投資ファンドから取得した。九電グループとSMBC信託銀がホテルを管理し、ホテルの運営は引き続き、米マリオット・インターナショナルが担う。