粕屋、志免町で複合型まちづくり
2025年10月06日
JR九州など

JR九州(福岡市)と東急不動産(東京)、西松建設(同)は10月3日、福岡県粕屋町と志免町で、商業や住宅、産業などの機能を備えた複合型のまちづくりを進めると発表した。3社で構成する共同企業体(JV)が両地区の土地区画整理事業準備委員会から業務代行予定者に選定され、基本協定を結んだ。2027年度以降に造成工事を始め、30年代中ごろの完成を目指す。
開発するのは、粕屋町仲原東地区と志免町別府地区の計約32.2ヘクタール。JR福北ゆたか線「原町」駅まで約1キロ、福岡市地下鉄空港線「福岡空港」駅まで約2キロで、博多駅や九州自動車道の福岡インターチェンジ(IC)、博多港まで車で30分以内と交通利便性が高い立地。企業体の知識やノウハウを生かし、にぎわい施設や商業、住宅、産業、農業など多様な都市機能を持つ開発を目指す。再生可能エネルギーと先進技術を軸としたエリアマネジメントの提供なども視野に入れているという。
