国内速達便の年間取扱量が記録更新
2025年12月03日
【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第326回)
『人民日報』2025年12月2日付1面に「中国の国内速達便年間取扱量が初めて1800億個を突破(我国快递年業務量首次超過1800億件)」という記事が掲載されました。国家郵便局の発表データによると、2025年11月30日までで、中国の快递(国内速達便。国内向けのEMS(Electronics Manufacturing Service)のようなサービス)の取扱量が1800億個を突破し、過去最高を記録したとのことです。これは1日平均7億7700万個、毎秒6200個発送されている計算となり、中国経済の旺盛な活力を映し出しているとこの記事は述べています。
この記事が述べる通り、流通があるということはそれだけ経済力があるということです。中国経済は一般的には動きが鈍化しているという報道もありますが、やはり人口が大きく異なることもあり、郵便を出すという一般生活を送る中での経済力にしてみても、日本よりはるかに大きな経済力を持っているということです。
●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。


