「建設業未来展望フォーラム」を開催

高校生・学生を対象にして建設業の魅力を伝えた

 上村建設(福岡市)は6月17日、福岡県内の建設業者39社と共同で、建設業に特化した職業体験イベント「建設業未来展望フォーラム」=写真=を福岡国際センター(同市)で開催した。福岡県内の工業系高校や専門学校など17校の生徒・学生を対象とした取り組みで、昨年に続く2回目。今年は参加者が約850人と、前年の約2倍に拡大した。建設業界の人材確保が全国的な課題となるなか、若年層が現場のプロフェッショナルと直接交流し、将来の進路選択を考える機会として注目が高まっている。
 昨年は福岡タワー周辺で実施し好評を得たことから、今年はより多くの学生を受け入れるため福岡国際センターへ場所を移した。会場には「足場の組み立て」「重機の操作」「タイル施工」「クロス貼り」など24の職種を体験できるブースを設置。高校生や学生が実際の工具や機材に触れながら、現場の技術者から直接指導を受ける姿が見られた。
 上村建設の上村英輔社長は「建設現場の人手不足が深刻化するなか、一つの会場で複数の職種を学生たちに体験してもらうことで、仲間を増やすきっかけにしたい」と語る。福岡都市圏では再開発やインフラ更新が続き、建設需要は底堅い。企業側が若手人材との接点を広げ、業界の魅力を可視化する取り組みは、地域の産業基盤を支えるうえでも重要性を増している。