輸出・輸入額ともに過去最高

北九州空港

 門司税関が発表した北九州空港の2025年の貿易概況によると、輸出額は前年比5.7%増の701億円、輸入額は同16.6%増の975億円で、いずれも3年連続で過去最高を更新した。24時間運用が可能な利点を生かし、九州で集積が進む半導体関連がけん引。国・地域別では、輸出・輸入ともに欧州連合(EU)が最大の相手先だった。
 輸出品目では、スマートフォンなどに使用される半導体等電子部品が同9.0%増の264億円と全体の4割近くを占めた。次いで、再輸出品が同41.6%増の202億円、デジタルカメラなどの映像機器が同54.0%減の77億円だった。国・地域別ではEUが333億円で最多。米国が157億円、香港が68億円、メキシコが34億円、中国が31億円の順。
 輸入品目では、半導体等製造装置が同13.2%増の645億円と全体の7割近くを占めた。次いで、航空機類が同74.7%増の180億円と大きく伸びた。3位は半導体等電子部品で同29.1%増の53億円だった。国・地域別ではEUが843億円で最多。中国が31億円、タイが29億円、台湾が24億円、米国が16億円の順。
 北九州空港は来年8月末に滑走路が3000メートルに延伸される予定。大型貨物機による北米や欧州向けの長距離輸送が可能になり、これまで成田空港や関西国際空港などを利用していた貨物の集荷が期待される。海上空港という立地を生かし、航空輸送と海上輸送を組み合わせた輸送も可能で、さらなる貿易拡大が見込まれるとしている。