災害時の「道路情報活用」で連携
2025年09月05日
トヨタ自動車と熊本県

トヨタ自動車(愛知県豊田市)と熊本県、トヨタ・モビリティ基金(TMF)は9月1日、災害発生時における迅速な初動対応および復旧・復興支援に役立つ情報活用に関する連携協定に合意したと発表した。「くまもと通るモン!プロジェクト」として、車両通行実績や地図情報を活用し、災害時の対応力を高めるためのデータ活用の方法を検討していく。
トヨタが提供する「通れた道マップ」は、災害発生時には過去3時間以内の車両通行実績やリアルタイムの交通情報を可視化している。今回の取り組みでは、過去1時間以内の情報表示を可能とし利便性を向上させる。熊本県は、市町村や関係機関を通じて収集している冠水・損壊・倒木などによる「通れない道路」や、拠点病院、避難所などの情報を提供。両者の情報を重ねた統合マップを構築する。TMFは取り組み全体の支援を担当する。活動期間は来年3月31日まで。