国内初「次世代地熱発電」実証

「クローズドループ」方式のイメージ

 三井不動産(東京)は10月14日、鹿児島県指宿市で次世代型の地熱発電事業に参入すると発表した。同社と新日本科学(鹿児島市)、地熱発電システム開発のジャパンニューエナジー(東京)が実証プラントを建設し、2027〜28年度に実証実験を行う。高温の地下まで配管を通して地上から送った水を循環させ、熱エネルギーを回収して発電に使う仕組み。早ければ29年度の商用化を目指す。実現すれば国内初となる。投資額は非公表。
 従来の地熱発電は、地下の熱水や蒸気を地上にくみ上げて発電に利用する。今回導入するのは「クローズドループ」と呼ばれる次世代型で、地上と地下を結ぶ密閉型の配管に水を循環させ、地下の熱を利用して発電する。新日本科学が発電事業を手掛ける「メディポリス指宿」の敷地内で実証プラントの掘削工事を終えている。次世代型は、湯量の減少など環境への影響を抑えられるという。