「都市ランク」福岡市が3位に

福岡市・天神(中央はワンビル)

 森ビル系シンクタンクの森記念財団都市戦略研究所(東京)は9月2日、2025年版の「日本の都市特性評価」を発表した。福岡市が総合3位となり、前年の5位から順位を上げた。大阪市が5年連続でトップ。2位は2年連続で名古屋市だった。対象は政令指定都市と県庁所在地、人口17万人以上の計136都市(東京23区を除く)。
 福岡市は、強みである「経済・ビジネス」が2位を維持し、新規不動産物件の供給面積でスコアが上昇。「交通・アクセス」は3位、「研究・開発」は4位を維持した。「文化・交流」は5位で、中国や韓国に近い立地を生かした観光客の誘致活動が評価された。「生活・居住」は子どもの医療費支援が寄与し、19位から10位に改善。バランスの取れた都市力でアジアの拠点都市としての地位を固めつつあるとしている。
 九州では、熊本市(15位)、鹿児島市(23位)、宮崎市(27位)、佐賀市(42位)、長崎市(43位)、北九州市(44位)、大分市(49位)、久留米市(51位)が80位以内に入った。