「小水力」電力を長期買い取り
2025年11月07日
西部ガス
西部ガス(福岡市)は11月4日、出力が小さい「小水力発電」による電力の長期買い取りを開始したと発表した。七山滝川発電所(佐賀県唐津市)を保有する九州発電(鹿児島市)と契約を結んだ。水力発電は再生可能エネルギーに位置付けられており、買い取った電力は地産地消や脱炭素を目指す顧客に販売する。
七山滝川発電所は2019年に運用開始。出力は990キロワット。年間想定発電量は350万キロワット時。売電価格に一定のプレミアム(補助額)が上乗せされるFIP制度に切り替え、39年11月まで西部ガスが買い取る。今年11月から26年6月までは、同発電所の電力を佐賀県の県有施設(県庁など計53施設)に供給する予定。不足分については、100%実質再エネ電力を供給予定。


