特急「かささぎ」減便へ
2025年12月15日
JR九州「来春ダイヤ改正」
JR九州(福岡市)は12月12日、来年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。博多方面と長崎線の肥前鹿島(佐賀県鹿島市)間を結ぶ特急「かささぎ」は、現在の1日上下14本から同10本に減便する。代わりに長崎・佐世保線の分岐点となる江北(同県江北町)に別の特急の一部を停車させ、同駅で接続する普通列車を増やす。
かささぎは2022年の西九州新幹線(武雄温泉—長崎)開業に伴い、上下45本が同14本に減少。佐賀・長崎両県やJR九州などは16年、西九州新幹線の開業から3年間は運行本数を維持することで合意していた。肥前鹿島駅での利用者は現在、1日300人程度にとどまっている。
九州新幹線は、博多—熊本間で週末や連休の早朝と深夜に臨時便を設ける。臨時便「さくら」は、熊本発の始発が現在より8分早い午前6時、博多発の最終は14分遅い午後11時15分となる。博多発着の山陽新幹線「のぞみ」との接続を改善し、利便性を高める。併せて、JR西日本(大阪市)もダイヤ改正を発表。博多発「のぞみ」の臨時便を大型連休など繁忙期に設ける。


