沖縄でEVバス「自動運転」実証

テープカットの様子(左から)島袋大・沖縄県議会議員、三好航・ティアフォー執行役員COO、斉藤星児・NECモビリティソリューション統括部長、徳元次人・豊見城市長、田中亮一郎・第一交通産業社長、北島昇・電脳交通取締役COO、本村龍平・沖縄総合事務局運輸部長

 沖縄県豊見城市で11月28日、自動運転EVバスの実証運行が始まった。同市での実証運行は昨年に続き2度目で、期間は2026年2月15日まで。第一交通産業(北九州市)とNEC(東京)、交通管理システム開発の電脳交通(徳島市)、自動運転のオペレーティングシステム開発のティアファー(東京)が同市と連携して取り組む。運転手不足が深刻化する中、自動運転の実現に向けた走行データを蓄積する。
 EVバスは同市の生活路線で1日4便運行する。走行距離は約18キロ。今回は完全キャッシュレスでの有償運行で、大人運賃は一律190円。前回の実証ルートは約12キロで、約3週間の期間中に約1800人が利用したという。第一交通産業グループの琉球バス交通に運行を委託。運転手も同乗しているが、自動運転で走行する。今後も5者の連携により、特定の条件下で運転手が不要になる「レベル4」運行の実現を目指す。