ドローン開発「リベラウェア」と資本業務提携

小型ドローン「IBIS2」

 九州電力(福岡市)は12月10日、ドローンの開発を手掛けるスタートアップ 「リベラウェア」(千葉市)と資本業務提携を結んだと発表した。九電グループが持つ知見・ノウハウとリベラウェアのドローン・AI解析技術を融合し、電力設備などの点検・保守の高度化を図る。ドローンの共同開発を通じて、社会インフラのDX(デジタルトランスフォーメーション)化とドローンの社会実装を加速させる。
 九電子会社でドローンによるインフラ点検を手掛ける九電ドローンサービス(福岡市)が、リベラウェアと販売代理店契約を締結した。両社はこれまで、リベラウェアの小型ドローン「IBIS2(アイビスツー)」を活用した下水道設備の調査・実証実験などで連携を進めてきた。IBIS2は、屋内狭小空間の点検に特化した世界最小級の産業用ドローン。インフラの老朽化が課題となる中、九州の自治体などで利用拡大を目指す。