肥後大津駅前に「オフィスビル」
2025年08月28日
JR九州

JR九州(福岡市)は8月27日、熊本県大津町の豊肥線・肥後大津駅前にオフィスビルを開発すると発表した。TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出に伴う半導体関連企業などの入居を想定。同社が同県内で開発するオフィスビルは4棟目で、熊本市外では初めてとなる。12月に着工し、2027年1月の完成を目指す。投資額は非公表。
肥後大津駅から徒歩2分の社有地に建設。7階建てで、延べ床面積は約9200平方㍍。停電時も電力を72時間供給できる非常用発電機や最新のセキュリティーシステム、共用ラウンジも設ける。肥後大津駅は半導体産業が立地するセミコンテクノパークに近く、34年度に開業予定の熊本空港へのアクセス鉄道の分岐点となる。
大津町は同日、ホテルや商業施設などの誘致を視野に官民連携の駅前施設を整備するまちづくり計画を明らかにした。